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神の声を聞く〜瞑想〜


「超越するもの」とのつながり

先日、「超越するもの」とのつながり方を紹介しました。
西洋・中東は一神教であり「神」から預言者がお告げを受けるというパターンでした。
それに対して中華の場合は殷では「帝」、周では「空」という超越したものに対して「捧げ物」や「祝詞」を上げることで「超越したもの」を呼びだすという方法でした。
詳しくは下記を↓

特にBC500年以降儒教が定着をしてからは、儒教が中国の社会に影響力をもたらします。なぜなら儒教は「六教」として「礼」「楽」「射」「御」「数」「書」が重要とされました。
その中でも最も比重が高く、帝王学として必須とされたのが「礼」です。
こちらは今日の「礼儀作法」のようなものではなく、「超越するもの」(先祖・死者・鬼)とつながるためのものでした。

現代人と「神」の声

今日の儒教は「超越するもの」と繋がれているのでしょうか。

逆に西洋・中東ではムハンマドが最後の預言者となっています。
ムハンマド以降は神の声は聞かれていないのでしょうか。
しかし、「ファティマの奇跡」というものがありましたね。
こちらは預言者以外が神の声を聞くという珍しいパターンです。

ファティマの奇跡は、1917年にポルトガルのファティマで発生したとされる一連の超常的な出来事です。この奇跡は、カトリック教会で信仰の対象となっており、多くの巡礼者や信者にとって重要な出来事と見なされています。

主な出来事は、以下の通りです:

1. **聖母の出現**: 1917年5月13日、三人のポルトガルの子供たち、リュシア・ドス・サントス、フランシスコ・マルト、ジャシンタ・マルトは、ファティマの町で羊飼いをしていたときに、輝く光を放つ女性が現れたと主張しました。この女性は後に「聖母マリア」であるとされました。

2. **毎月13日の出現**: リュシア、フランシスコ、ジャシンタは、その後も毎月13日に同じ場所で聖母マリアが出現したと報告しました。この出現の際、聖母はメッセージを伝え、三人の子供たちに未来の出来事や神の啓示について語りました。

3. **太陽の奇跡**: 最も有名な出来事は、1917年10月13日に起きた太陽の奇跡です。数万人の人々がファティマに集まり、子供たちが予告した通りに聖母マリアの出現を期待していました。その日、雨が降っていたにも関わらず、急に雲が晴れ、太陽がゆっくりと回転し、多くの人が目撃したと伝えられています。この奇跡は、当時の新聞などでも報道されました。

4. **メッセージ**: 聖母マリアは子供たちに三つの秘密を伝えました。最初の二つの秘密は、地獄、罪、贖罪に関するものでした。三つ目の秘密は当初は公表されませんでしたが、後に教皇によって公表され、ロシアと教会の迫害に関連するものとされています。

このファティマの奇跡は、カトリック教会で非常に重要な信仰の出来事とされており、ファティマの聖域は巡礼地となっています。また、ファティマの奇跡についての信仰は、キリスト教徒だけでなく、世界中の多くの人々に影響を与えています。

ChatGPT

ファティマ第3の予言に関しては色んな説がありますね。
第3次世界大戦だという声が多いですが。
明るみにしてくれるローマ教皇は出てくるのでしょうか。

中村天風の悟り

天風と「超越するもの」

中村天風は当時の不治の病である結核にかかりました。
そんな中でカリアッパ師と出会います。そして師に「天の声」を聞けと言われます。

天風は3ヶ月もの間「天の声」について考え続けます。
そしてその3ヶ月で天楓は「天の声」に辿り着きました。
「天の声を聞く」とは「静寂を聞く」ことだったのでした。

心を天の声と同化させると未然の力が湧く。
その力を与えてくれるのが「宇宙霊」である。
と中村天楓は言います。
そう、中村天風にとっての「超越したもの」とは「宇宙霊」でした。

他力と自力

中村天風は「宇宙霊」という大いなるものに「生かされている」という感覚を掴みました。
これは「他力」です。
さらに天楓は「他力」により生かされているということを自覚した上で、自らが一歩踏み出して生きること(自力)を哲学としました。

悟りの開き方・神の声の聞き方

西洋・中東では「神」をお告げを「聞く」
儒教や中華では「超越するもの」を呼び出して「聞く」
中村天風も「静寂を聞く」ことで「宇宙霊」という「超越したもの」と出会いました。

ここでの共通点は「聞く」という行為です

文字を目で見ると、理性が働き、「理解」で終わってしまうようです。
それは脳の働きによるようです。文字などを処理するのは言語野のある左脳です。以下、言語野について

言語の処理に関連する脳の領域は通常、左脳に位置しています。左脳は一般的に言語、読み書き、数学、論理的思考などの認知機能を担当しているとされています。この特定の機能を担当する脳の部分を「言語野」と呼びます。

言語野の中で、特にブローカ野(Broca's area)とウェルニッケ野(Wernicke's area)が言語処理において重要な役割を果たしています。ブローカ野は言語の生成や文法的な処理に関与し、ウェルニッケ野は言語の理解に関与しています。これらの領域は通常、左半球に位置していますが、言語処理は両半球で協力して行われることもあります。

ただし、左脳だけでなく、右脳も言語処理に寄与しています。特に、感情や音楽、空間的な処理などが右脳で担当され、言語のコンテキストや非言語的な要素も重要です。

個々の人の脳の組織は異なるため、左脳において特に言語処理が行われているかどうかは個人差があります。

ChatGPT

それに比べ、昔の人々は現代人と比べ、文字と接することが極端に少なかったようです。
それ故、現在の我らより言語野のある左脳の動きが活発では無かったと思われます。

中村天風は「静寂」を聞いて「悟り」を開きました。
一種の瞑想に近い感覚だと思います。
音を聞くと言語野に刺激や伝達が走らずに大脳皮質のある右脳が働く。
更に瞑想状態により左脳の活動が抑えられ、更に右脳が働いた。


「超越したもの」の声を聞くというのは『右脳』がキーワードだと私は考えます

ですので、現代人が「神」や「超越するもの」とつながりたい場合は右脳が働くようにしなければいけません。

つまり、理性が働かない状態を作る。思考を止める必要があります。(左脳が働かない状態を作る⇨右脳が活性化する状態を作る)

現代人に瞑想が進められる理由はこちらではないでしょうか。
私も先祖と繋がりたいので毎日瞑想するようにします。

この内容は私の妄想です。
あくまで参考に。

今日はこちらを参考にしました。


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