天才はスポンサーが生む

天才とは才能があれば、どんな時でものし上がれる人なのでしょうか?
韓非子はそこを明確に否定します。ただ「時世」が良かっただけだよ。と。

天才とは才能×努力×タイミングです。

信長で言うと
・守護大名の家に生まれる。
・祖父の代から金持ちになる。
というバックグラウンドがありました。

そしてそういう環境にいたから戦国武将でありながら経済に明るかった。
合戦は得意では無かったが、ランチェスターの法則を駆使した。
・敵より多くの人数を集める
・長槍や鉄砲と言った個人の技量に捉われない武器を集める

そして桶狭間の合戦
私はあの戦いを橋場日月説の経済戦争説が最も正解に近いと思っている。

そして、桶狭間の戦いは今川義元という天才と信長という天才の戦いだったことがこの本を読むとよくわかる。
ほんとに紙一重のところで信長は耐えた。
だから後世に天才として名が残せた。

時代を少し遅らせて、ナポレオンも天才だ。
彼の時世はいうまでもなくフランス革命で乱れた社会だったことだ。

彼にはカリスマ性と天性の数学者だった。
フランス革命により士気の低い傭兵ではなく、士気の高い国民軍を操れたことが幸運だった。
士気が高いため、彼の高度な数学計算通りに動く兵士がいた。
ナポレオンの勝利は大動員と機動力である。(あとは大砲の適切な扱い)

文化・芸術をつなぐもの

私は文化・芸術を守るのは為政者の仕事だと思っていた。
それは尾張・徳川宗春公の例があるからだ。
徳川吉宗の享保の改革は質素倹約だった。さらに米の増産を推奨した。米経済がデフレとなっている中で米を増産したら今日の人間なら誰でもわかるが、大失敗である。吉宗は経済音痴であった。
 そこに公然と反逆したのが宗春公であった。彼は質素倹約令のため仕事が減った職人を保護した。その噂を聞きつけ全国から職人が集まった。そして名古屋の派手文化は今も残る。

古代のローマ帝国は地中海を全面的に支配したため、各国のいいものを取り入れ、高度な文化が栄えていた。しかし、西ローマ帝国が滅びて文化は霧散してしまった。
そこで現れたのがメディチ家などのパトロンである。
ルネサンスを起こしたのは金持ちだったのである。
中世のイタリア人は古代ローマ帝国時代のレシピを見て感動したそうだ。
メディチ家などのパトロンがいなければ古代ローマ文化が日の目を浴びることはなかったかもしれない。

徳島に人形浄瑠璃や阿波踊りがあるのは藍の生産者が全国に売り歩く中でもた良いモノを、地元で取り入れたからだ。
それだけの金があったのだ。

ビートルズやローリングストーンズは、第2次対戦を勝利に導いたチャーチルを否認し、労働党を首相にした国民が作った天才だ。
労働党は高福祉社会を展開、これによりお金に余裕のできたスポンサーが現れてビートルズが生まれた。
チャーチルやサッチャーが首相であればビートルズが生まれ得なかったのである。

日本には数ある文化があるが消滅の危機である。
前述の徳島県藍住町の藍も一度途絶えた。
しかし、地域おこし協力隊の方が復活させた。

讃岐竹一刀彫や和歌山県田辺市のみなち傘は後継者がいないらしい。
スポンサーよ、守ってください。
そして眠っている天才を叩き起こしましょう。

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