日本の伝統文化を知る①『藍』

本日は徳島県藍住町に来ました。
藍住町…『藍』です。

ちなみに藍住町は藍で有名ですが、藍染めはやってないそう。
小千谷紬や久留米紬など現地で染色してるようで藍染は『藍』を作っていたのでした。

しかし藍は平成23年に製造が0になったようです。

伝統文化は1度途絶えてしまったようです。
しかし、地域おこし協力隊の方の活躍で復活したそうです。

藍の館へ

今日は『藍』を学びます。
ちなみに『藍染め』は日本遺産に選ばれてます。

ただ、藍は育成が大変なそうです。同じ広さだとお米と同じくらいしか稼げないそうです。
(但し、手間は10倍?)

まず虫が凄く付くそうです。蓼食う虫も好き好きといわれますが、藍は蓼科なので虫が凄く付くそうです。

つまり農薬は必須。農薬のない時代は手作業で取り除いていたらしいです。

ちなみに藍と同様のカラーの『紅』は金の10倍の価値あったようです。

ちなみに藍商人は儲けたそうです。それは価格を阿波藩が決めて販売したからだそうです。(大阪や東京で買い叩かれなかった)

藍の特徴
〇低温でもOK

寒冷化した天保年間でも稼ぎ増えてたのでおそらく寒さに強い

〇大量の水が必要

水は必要だけど、水捌けのいい土地じゃないとダメ
要するに大量の水が必要となります

〇肥料も大量も必要

土地もある程度肥沃じゃないとダメらしいです。なので大量の肥料が必要になったそうです。
阿波藩は藍で大量に儲けた裏で、肥料を大量に購入してたそうです。

〇収穫→刻み

水分の関係で収穫したものはその日の夜に寝ずに刻み込んだそうです。
そしてそれを何日も続けます。

〇発酵
染色のためには発酵が必要で4日に1回発酵作業を行います。そしてそれを15回くらい繰り返す必要が有るそうです。そし冬場はカバーをかけたり… 

〇明治期に最盛期

明治の最盛期は徳島県は藍住町の9倍の面積で藍の栽培を行ったそうです。

染色体験

そして、染色体験

私はストールを染色しました

我ながらキレイ!
1分×3回の漬け込みでこんな感じ 

早速着用(明日のネタ用の写真です(笑))
うん、似合わん(笑)

藍商人の屋敷

蔵!
そして水害対策で石垣で上げてますね

発酵作業

すげー梁

何畳?広すぎー

大河ドラマとかで出てくる廊下

この欄干、100万円とか(これが16個!)

とりあえず徳島の町が発展しなかったのは稼いだ藍商人が利己的に使ったかららしい
※運送の為に鉄道は敷いたそうです

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