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クレープ・イン・デスファイルズ

    私は個人的に文化祭が好きな方で、大学祭に誘われた時もコロナ前だったか若者がはじける瞬間が面白くていくつか巡ったことがあった。

    祭りと言ったらりんご飴にクレープ。
    でもかき氷で妥協した夏が多い。

    やたら値段は高くて味は手作り感がある文化祭の料理系出し物はこうして話題にことかない。

   特にクレープは買ってしまう。
   忍者戦隊カクレンジャーで生きるバスの猫丸ねこまるでクレープを売るカクレンジャーメンバーが旅をしながら妖怪を倒す物語が日常の陽気さと戦いの陰気さを演出しているようで洋画でもキャンピングカーが出るたびにああやって各地を回って生きてみたいと思いながら目が覚めるといたくも無い地でいつも通り過ごしてしまっている自分にため息が出る。

    クレープは死のファイリングなんだと考えている。
    食べられた年が少ない。

   一生の内、片手で数えられる程度のイベントととして自分の中でレア度を高めるか創作意欲を上げるためのロケとして食べ歩く際にクレープを食べられるうちに食べるイベントをスケジュールにいれる楽しみを増やしてみるかスイーツめぐりとして近場から遠方までのクレープを食べてみるか考えるのもありかもしれない。

    クレープ・イン・デスファイルズとしてnoteにクレープを食べる度にその時までのエピソードと味の内容を書いてみるのも楽しみの一つかもしれない。

     何せ一つワンコイン以上もするのだからそれくらい楽しまないと灰色の人生を肯定しすぎてしまいそうで怖い。

    出来ることで押し付けられる日常に抗おうじゃないか。

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