見出し画像

期待というめがね。


「期待」って知らず知らずのうちにしてしまう。
そして、勝手にした期待がその通りにならないと悲しい気持ちになったり、腹立たしく思う。
でもやっぱり期待してしまう。

手放したほうがいいと分かっていたけどなかなかできていなかったこと。

人間関係、特に恋愛は期待ばかりだ。
勝手に期待して、ワクワクして不安になって、期待通りにならないと腹立たしくなる。そして、勝手に自爆する。

あとは仕事。
振り返ってみるとかなりいろんなことに期待していた。
誰かに依頼したこと、後輩に指導したことが思い通りにならないと心がワナワナする。
だいたいここまでやって欲しいと思って伝えている。これって、ここまでやってくれるだろう、できるだろうって勝手に期待してる。
他人は自分と違う人間だって事を忘れがちになる。

意識してみると1日の中でもかなり期待してるタイミングって多い。
そして、期待ってうまく行くことが前提になってるから基準を見失いがちだ。


なにより、自分にもかなり期待していた。
いつもできるから仕事はこの時間に終わらせられるはず。
明日までにあの資料読めるだろう。
私って結構ノリいい人間だよな。
人間だれでもいろんな顔を持ってるし、ダメな時だってある。
それなのに、いつでもいい人ある事への期待に勝手に応えようとしていた。

そりゃ私こんなに頑張ってるもん、みんな期待に応えてよって心の底で思ってしまうわけだ。

そこで、数時間だけ期待をやめてみた。
後輩に指導したことが思ったリアクションがなくても、そうかそう思ったのかと納得。
予想外の仕事が発生しても、予定通りに行くってことに期待してなかったからいつもよりイライラしなかった。
逆に誰かが助けてくれるといつも以上に嬉しい。

期待しないって自分の気持ちを抑えなきゃいけないって考えてたけど違うようだ。

流れに身を任せて、なんとかなるさってほうが近いイメージ。
期待っていうめがねが無い方がいろんなものがよく見えるのかもしれない。

自分基準のめがねだと相手の気持ちとか考えは霞んでしまう。視界良好になった世界でもっとよく相手を知りたいし、自分の思いも伝えたい。

それでも期待するって相手に近づきたいって証だと思うし、頼りにしてるよって気持ちでもある。
まだまだ奥が深そうだ。

この記事が参加している募集

最近の学び

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?