#4 前向きな納得はどう生み出す?
前回、自己進化型組織で伝えているのは
”多様性を活かしながらも、バラバラにならずに組織として一つのゴールに向かうための意思決定の方法”
であること、
そして、そのために重要なのはメンバーが ”前向きな納得” をしながら組織として前に進むことだということを知りました。
では、”前向きな納得” を生み出すために必要なことは?
ということを今回は学んでいきます。
そもそも、人には3つの納得があるのだそうです。
①賛同する納得
②諦める納得
そして、③参加する納得
それぞれどう違うのでしょう?
まずは、①賛同する納得
これは、誰かの意見に対して「いいね!」と同意する納得の仕方。
次に、②諦める納得
これは、「上司が言うから仕方ない…」とか「会社のルールだから従うしかない…」とか、受け入れているのではなく、諦めている状態。
まずこの ②諦める納得 では、前向きなパワーが出ないのは当然ですよね。
すべてを ①賛同する納得 にできたら最高!
なのですが、組織になって人数が増えてくると、さすがに全員の賛同を得ることは難しくなりそうです。
隆さんいわく、ここでもし全員が反対しないような意見を考え出したとしても「60点くらいの面白くない意見しか出ない」のだそうです。
たしかに、全員が賛同するとなると、とがった面白い意見は生まれづらそうです。
では、ワクワクするような意見を組織で創り出すにはどうすればいいの?
ここで教えてもらったのが ③参加する納得 です。
人は意思決定の場にしっかりと参加をしていれば、どんな結果でも前向きに納得してものごとを進められるのだそうです。
(え、本当に…?)
ただし!参加するために必要なことは ”自分の意見を意思決定のテーブルに載せること”
これはつまり、まずちゃんと自分の意見をもって、それをしっかりとオープンにする必要があるということです。
これって、意外にも難しいことだと思いませんか?
僕自身、振り返ってみると「こんなことを思ってもいいのかな?」と思って言えなかったり、「上司はこう言ったら喜ぶだろうな」と無意識に自分の意見でないことを口にしてしまっていることがありました。
これでは、自分の意見をテーブルに乗せたとは言えないですよね。
”どんな意見でも自分の思ったことは言って良いし、それが上司の意見や会社の方針と違ってもいい。”
そう思って意見できるためには ”個” として自立することがまず大切だし、それを受け入れる ”組織” の器も欠かせないですよね。
しっかりと参加する納得を生むためには ”個” と ”組織“、両方の成長が必要なんだと感じました!
自己進化型組織では、
”個” が知っておくべき内容を ”Essencial Mindset(EM)”
“組織” を創る経営者、リーダーたちが知っておくべき内容を ”Essencial Leadership(EL)”
と名付け、両方の側面から伝えているのだそうです。
次回からは、数回に渡り、組織にいるそれぞれ ”個” が知っておくべき内容(EM)について学んでいきます!
ここからさらに、具体的に学んでいけるのが楽しみです!