動作学

人は外の環境と影響し合いながら絶え間なく変化しており、そのゆらぎの中で生きています。そ…

動作学

人は外の環境と影響し合いながら絶え間なく変化しており、そのゆらぎの中で生きています。そういった生物としての人間の本質を追究するのが「動作学」。さまざまな方面に活用できる動作学の知見をお伝えしていきます。https://linktr.ee/dosagaku_life

マガジン

  • 自己実現とチームの可能性 〜自己進化型組織を学ぶ〜

    みんなが個性を輝かせられる環境ってどうやったら作れるんだろう? そんな疑問から出会った”自己進化型組織” これからの未来、必要になってくる組織のあり方について、学ぶ過程をありのままお届けします。 自己実現したい人、組織づくりに興味がある人、ぜひ一緒に学んでいきましょう!

  • 動作学というレンズを通して

    さまざまな物事を動作学的観点から見ると何が見えてくるのか?特に、自分らしく生きる、社会をより素敵にする、ということについて、動作学のレンズを通して本質的な部分を整理していきます。人生に、組織に、社会に、変化を起こすのに役立ててもらえたら幸いです。

  • Medical Emergence Talk

    二人のプロフェッショナルによる「健康を手にいれ、幸せを感じるための考え方」の話。読めば、人間の体が面白くなり、健康や幸せについて一緒に考えたくなります。月1更新です。

最近の記事

#17 「誰かに認められたい」から抜け出せません!

ここ数週間、何が影響して今の感情にいたったんだろう?ということを考えて生活してきました。 その中で、感情や行動に影響を与えていそうだなと思ったのが、 「人に認められたい」という気持ちです。 嫌われたくない NOって言いづらい これ、言っていいんだろうか? このような感情の根っこに「人に認められたい」と思って行動するクセが根深くあるように感じました。 これも、アウトプットとして出る感情や行動に影響を与えるフィルターなのでしょうか? これまで学んだことを絵で整理してみま

    • ”適応”を知って、自由になった

      15年ほど前の話になりますが、広告の文案家から、セラピストへ、キャリア転向を試みたことがあります。 当時、いろんな出来事が重なってうつ状態になった私は、自然療法で救われた経験を経て、誰かを元気にするお手伝いをしたいと考えるようになったんです。 ところが、いざ資格を取って仕事として始めてみたら不得手なことだらけ…やりがいよりも疲弊の方が大きいという日々が待っていました。 結局、「セラピストは“向いていない”」と数カ月で物書きに戻りました。 でも、動作学を学んだ今、しみじ

      • #16 自分の常識がすべてじゃない!

        前回、自分が「時間はきちんと守らなければならない」という常識のフィルターを持っていることに気づきました。 それから、他にも自分はどんな常識のフィルターを持っているんだろう?という意識で生活をしてみました。 そうすると、特に人と話すときに、とても気づきが多かったです。 たとえば、自分とはまったく違う、外資系のコンサル企業に勤めている高校時代の友人と数年ぶりに会って話すことがありました。 海外展開をしたいと思っている企業を相手に仕事をしている友人と、 これまで理学療法士を

        • いつからだって変われる

          動作学って何だろう? この学問に惹かれてマガジンの執筆をしているというのに、ズバリとわかりやすく説明ができないまま数年が経ちました。 今もまだ一言にまとめられる気はしませんが、それでも数年前よりはグッと理解が深まって、これまでとはまた違う方向から動作学というものが見えてくるようになりました。 動作学とは、ヒトが生きること、ヒト(と人類)が進化することについて、その核にある科学的な仕組みを学ぶ学問だと言えるのではないでしょうか。 たとえば自動車が動くのには原理原則となる

        #17 「誰かに認められたい」から抜け出せません!

        マガジン

        • 自己実現とチームの可能性 〜自己進化型組織を学ぶ〜
          17本
        • 動作学というレンズを通して
          103本
        • Medical Emergence Talk
          9本

        記事

          #15 「〇〇すべき」に縛られていました!

          前回、僕はネガティブな感情になってもいいということを学びました。 そして、思ったことはフラットに「思っちゃったんだもん」とまず受け入れる、という術を身につけました。 これを実践してみて、僕の中で新たな発見がありました。 それは、 自分が気にしていたこと、思ったより相手は気にしていなかったかも!? ということです。 たとえば、時間を守るということ。 娘が通う保育園の先生から「今日はだいたい○時くらいにお迎えに来て下さいね~」 と言われていたのですが、前の予定が長引いて、

          #15 「〇〇すべき」に縛られていました!

          「あり方」を見直すって?

          物事を動かしていく時には「やり方」と「あり方」があって、「やり方」ももちろん大事なのですが、「あり方」はそれ以上に大切というか、「あり方」こそ土台であるという話をこのマガジンでもよくしてきました。 でも、今さらですけど、「あり方」って、これまたちょっとわかりにくくないですか? 辞書を引けば「今の状態」あるいは「あるべき状態」だと意味はわかりますが、じゃあ、「今の状態」や「あるべき状態」を「見直す」とか「変える」っていうのはどういうことでしょう? 動作学を学ぶ面白さは、こ

          「あり方」を見直すって?

          #14 ネガティブな感情になってもいい!?

          前回、物事をインプットするとき、ポジティブな側面を見ることを選択することが大切だと学びました。 あれから僕は、ポジティブな側面を見ることを意識して生活してみました。 そうすることで、良い気分で過ごせることが増えてきた気がします。 ただ、なんだかモヤモヤしたときがあったので、今日はそのことについて書きます。 なんだかモヤモヤしたとき・・・ それは、楽しみにしていた友達との予定が友達の都合で急遽キャンセルになったとき。 「予定がなくなった分、好きなことができる」とか 「次

          #14 ネガティブな感情になってもいい!?

          自分を無条件に愛する

          人生において一瞬たりとも離れることがない唯一の人間が自分です。 だから、人生を楽しく味わうためにはいかに自分を愛せるかが鍵です。 自分を愛することは自己肯定感ともかかわってくるかもしれません。 自己肯定感と言えば、このマガジンでは以前、自己肯定感を上げる方法として、動作学チームの川尻隆が提唱する4つのステップをご紹介しました。 1 Find Yourself=自分を見つける  2 Trust Yourself=自分を信じる 3 Love Yourself=自分を愛する

          自分を無条件に愛する

          #13 ポジティブorネガティブ、どちらを見ていたい?

          前回、情報をインプットするときには、視点の数を増やすことが大切だと学びました。 これは言い換えると、インプットの ”量” の話だったわけですが、今回はそれにひき続き、インプットの ”質” のお話です。 隆さんが話してくれた例えが分かりやすかったのでまずシェアします。 コップに半分入った水を見たとき、 「まだ半分もある!」と思うのか、 「もう半分しかない…」と思うのか。 前者のようにポジティブに捉えることもできれば、後者のようにネガティブに捉えることもできる。 僕たちが

          #13 ポジティブorネガティブ、どちらを見ていたい?

          性善説? 性悪説?

          いきなりですが、性善説と性悪説、皆さんはどちらの立場ですか? ウィキペディアによると、性善説は「人はみな生まれつき善の性質を持つ」という説で、性悪説は「人はみな生まれつき悪の性質を持つ」という説。 「どちらが正しいか?」という論争もあるようですが、動作学の見地から一つ言えることは、性善説も性悪説もどちらも「前提」の話だということです。 前提は、インプット・プロセス・アウトプット(知覚行為循環)という生命のシステムのプロセスの部分に関わってくる“フィルター”です。 どう

          性善説? 性悪説?

          #12 インプットの量を増やすとはどういうことか?

          前回、「すべての意見に ”良い悪い” はなく、”視点の違い” である」ということを絵を使いながら学びました。 あれから、実際に絵をイメージして生活をしてみました。 具体的にやったことは、自分が意見を言うとき、 「僕の経験から言うと、」 「僕が見えている範囲での話なのですが、」 「実際に僕が聞いた話では、」 のように、あくまで自分の視点をベースにしている、ということを前提に置いて話すということです。 このように前提を置いてコミュニケーションをすると、あくまで自分の視点

          #12 インプットの量を増やすとはどういうことか?

          自分らしさって

          心の声を聞く。これは、自分らしく生きるにあたってのおそらく必須項目でしょう。 ただ、心の声という表現は思いのほか曖昧です。 湧き出てくる感情も心でしょうし、思考もまた見えないという点では心と捉えられなくありませんし、このマガジンでよくお伝えする感性も心の声の一種と言えます。 心の声を、頭の声と区別する向きもありますが、その違いはちょっと感覚的。わかりづらい人もいると思うんです。 で、動作学です。 内輪褒めで恐縮ですが、動作学チームの川尻隆は、いわゆる「心の声を聞く」

          自分らしさって

          #11 良い悪いが存在しないワケ

          前回のnoteで、 「コミュニケーションのゴールは納得解を生むことだ」ということを相手とすり合わせた上でコミュニケーションをしていると、 「自分の意見をオープンにテーブルに載せることが必要なことなんだ」と気づき、 結果的に「自分の意見に良い悪いはないと思って話せた」という変化があったことを書きました。 これに気づいたとき、隆さんが普段から言っている ”あること” がすごく腑に落ちたので、今日はそのことについて書きたいと思います。 それは、「すべての意見に ”良い悪い” は

          #11 良い悪いが存在しないワケ

          ヒトが進化成長する仕組み

          このマガジンのスタートから2年。紆余曲折あったけれど、前回「読む人に何らかの揺らぎを起こすこと」がマガジンの目的だと整理できてスッキリしたライター古澤。 読む人に何らかの揺らぎを起こせばOKと考えたら自由に伸び伸びと書ける…と、何ともいえない心の広がりも感じました。 ところが、すぐさま頭の中で声が響いたのです。 「自由に伸び伸びと書くって、ちょっと無責任じゃない?」 え、そう? 「そうだよ。大勢の人に向かって書くって、責任があるんだよ」 もちろん、それはわかってい

          ヒトが進化成長する仕組み

          #10 コミュニケーションの前提をそろえること

          前回のnoteで、自責のコミュニケーションとコミュニケーションの目的について改めて見直し、日常でも意識して生活をしてみました。 具体的にコミュニケーションの中で意識したのは、”自分の意見をわかってもらうことに執着しない” ということです。 こうすることで、自然と相手の意見に耳を傾けようと思うことができ、結果的に新しいアイデアが生まれたり、方向性がクリアになったりとよい時間だったと感じられることが増えてきました。 ただ、そんな意識をしていても「物事がなかなか前に進まないな

          #10 コミュニケーションの前提をそろえること

          わかってもらわなくてもよかったのか!

          皆さん、この動作学のアカウントで連載しているもう一つのマガジンの最新話、お読みになりましたか? 動作学を学ぶ仲間であるたむぅの気づきに、「ああ…」と私はため息を漏らしました。 私も手段が目的にすり替わってしまっていました! 何なら、このマガジンの目的も、「言いたいことを伝える」にすり替わっていました! …見直しです。 メディアのコミュニケーションのゴールを考えてみたはて、では、マガジンは何を目的にすればいいんだっけ? コミュニケーションの基本で考えると、「2人の納

          わかってもらわなくてもよかったのか!