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ぼくの好きな先生

久し振りに高校の時の先生から年賀状を頂いた。
まぁこっちから年賀状を久し振りに出したからなんだけどね。
でも嬉しいよ先生!

ボクにとっての恩師だ。誰もが味わうような不穏の高校生活で親身に近くで寄り添ってくれた(勝手にそう思っている)唯一の教師だ。彼女がいなかったらおそらく高校を中退したかも知れないし、その結果大学へも行っていなかっただろうし、反社会人としてくすぶり続けていたかも知れないと卍でそう思う。

「ぼくの好きな先生」という曲は、清志郎の担任で美術の男性教諭だった事は有名な話だけど、ボクの場合は音楽の女性教諭でしかも教育実習を終えたばかりの23歳と若く読者モデルとして雑誌に掲載されるぐらいキュートな先生だったので、もしかするとボクの中でストーリーが勝手に盛り上がっているのかも知れないが、先生も初めて受け持つ生徒として厄介でも真摯に対峙してくれたのだと思う。

今にして思えば全校生徒の三分の一は何かしら族との繋がりがある偏差値が低い田舎の公立高校にあんな可愛い先生を新任させるとは、まるで猿山の檻の中へ投げ込むようなものではないのか?教育委員会は一体何を考えているのだろうと思いながらも感謝しかない。

そんな恋心にも似た憧れの先生に今では三人の孫がいて、教え子は今年還暦を迎える。

時間は残酷・・・いや偉大だ。

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