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ホモセクシュアル映画の第一号

緊急事態宣言で外出を自粛していると言いたいが、
特に出かける予定もないし、仕事もないし、金もない。
こんな時は映画鑑賞に限る。

ということで2年ほど前にBSプレミアムで放映していた「アランドロン特集」をのんびりと見ることにした。まずは「太陽がいっぱい」から観ようかしら。

実は午前中にツイッターのタイムラインで淀川長治談として「ホモセクシュアル映画の第一号なんですよね」「だんだんクライマックスになってエキサイトしてくるのね。それは、俺が憎いんだろう、憎いんだろう、憎いんだろうで、とうとう殺すところまでゆく。(略)エキサイトして、片っ方は死んだ。そして、死体になっても、ふたりは離れられないのよ」と紹介されていたのでなんだか急に観たくなった。

この映画は子供の頃から金ローで何度も見てストーリーが叩き込まれているけど、なるほどそんな見え方もあるわよねと。

しかしなんといってもクライマックスの海の家?でオバちゃんから「電話でっせー!」と呼びだされ、トムがホッとした表情で駆け寄りカメラアングルから外れて終わるんだけど、ニーノロータの音楽とともに「Fin」と浮かび上がる海の遠景のラストシーンは何度観ても「いやあ! 映画って本当にいいもんですね」と思わず水野晴郎さんも顔を出す。

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