石川なつみ@カナダ移住

1987年、東京都生まれ。カナダ中心に世界の移民政策や、異文化など日本との違い、海外子…

石川なつみ@カナダ移住

1987年、東京都生まれ。カナダ中心に世界の移民政策や、異文化など日本との違い、海外子育てなど、ひとりの海外移民当事者として学んだことを発信します。出版社や報道機関、ニュースプラットフォーム勤務を経て現職。慶應義塾大学文学部卒

マガジン

  • イベントレポート(行ってみた)

    • 41本

    気になったイベントとかワークショップとかのログを書きます。 当日か終了後24時間以内に書くようにします。

  • 社会課題 (教育・ジェンダー)

    • 12本

    SDGsの4,5にもある 質の高い教育をみんなに Quality education ジェンダー平等を実現しよう Gender equality #教育 #政治 #ネット社会 #ダイバーシティー #ジェンダー #LGBTQ

  • 日本の地方から世界へ

  • 世界の現場を歩いてみたら

    アフリカ、ヨーロッパ、中東、アジア各国の片隅を歩き、見たことや聞いたことを伝える現地ルポです。 IoTやAIによる「第4次産業革命」が起き世の中が大きく変わろうとする中、日本の外はどうなっているんだろう?同じ過ちを繰り返さないために私たちが過去から学ぶことは?との疑問から2018年6月から各国を巡り現地取材を始めました。 世界のリアルを少しでも共有することができたらと思います。

最近の記事

ハワイの12月7日は、かつて「日本人を引っ叩く日」だった

高校同級生の結婚式に参列するため、11月に人生初のハワイに行ってきました。 「ハワイでは日本語が通じるよ」と聞いていた通り、泊まったホテルの1階にはローソンあるわ、ビーチにはインスタ映えスポットが紹介されているわ、長崎ちゃんぽんのリンガーハットあるわと、「あれ、海渡ってきたんだっけ…」と何度も思うほどの快適さでした。夜ご飯食べ終わった後もショッピングセンター開いているので、特に買い物目当ての女子旅にはよさげ。 一方、ハワイは歴史の教科書でも出てくる通り1941年12月7日

    • デザイン経営戦略のすすめ〜「共感」が売れる時代にビジネスに求められること

      この数年で、世の中のビジネス環境はどんどん変わってきました。 AIや5Gのテクノロジーの導入で今ある仕事のうち47%が消えてなくなるという推計もあり、「勤めている会社や自分の仕事は、将来あるのだろうか…」と感じることもしばしば。 ますます起業や経営戦略を考える時に不確定な要素が多くなっていく中、ビジネスを成功に導く方法はあるのでしょうか。そのひとつはブランディングにあるようです。 今月発売の新刊『ニューヨークのアートディレクターがいま、日本のビジネスリーダーに伝えたいこ

      • 他人に目標を立ててもらう「タニモク会」とは

        早いもので、1月もそろそろ終わりです。 今年は5月に元号が変わるので、12 月までではなくとも「平成終わるまでにこれをやりきろう」「あれだけはリベンジしておきたい」など、目標を考えた方も多いのではないかと思います。 目標というと、自分で立てるもの=日記などに書きとめたりする個人的なこと、というイメージが強いのですが、目標を公言するどころかさらに一歩進んで「他人に目標を立ててもらう」という面白い取り組みがあると聞いたので、のぞいてきました。 ** 会の名はその名も「タニ

        • 命はないのにあったかい。家族型ロボット「LOVOT」体験会に行ってみた

          ロボットやAIスピーカーなどの最先端テクノロジーが街中や自宅などの生活シーンに溶け込み、数年前に見ていた「近未来の世界」がすでに「日常生活」へと変わっています。 このままいけば、ドラえもんと暮らせる日も近い?ということで、今回は、家族×テクノロジーをテーマに、ロボットベンチャーの「GROOVE X」社が手がける家族型ロボット「LOVOT(ラボット)」の販売前体験会に行ってきました。 「ロボットに心を宿したい」GROOVE Xはソフトバンクの人型ロボット「Pepper」に開

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        記事

          非英語圏なのにバイリンガルが多く生まれる国で行われている英語教育とは

          「いよいよ英語やらないとやばい」 「子どもの英語って、早いうちにやればやるほどいいのかな」 と、最近よく思います。 人口が減り続けることが必至な日本。海外に出て出稼ぎが当たり前になっていくことはもちろんですが、海外からもたくさん移民が増える中で、多様性がある社会を作るためにも大事なツールだなと思っています。 ということで、日本と同じく非英語圏なのに、バイリンガルが多く育つ国の英語教育方法を学ぶイベント『世界のスゴ教室ー英語教育編』に行ってきたので、備忘録兼ねた日記をば

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          保育園がないのに香港が「共働きにやさしい」理由

          結婚しても、出産しても夫婦ともに働きたいーー。 1980年代日本で共働き世帯は約3割超にとどまっていましたが、現在は約6割を占めています。約30年間で逆転し、今やマジョリティーになりました。 そんな日本のさらに一歩先を行く、「共働き世帯」先進国の香港。高い住宅事情や物価などを背景に共働きが大前提となっていますが、実は日本の保育園に相当するものが存在しないそうです(幼稚園はある)。 代わりに働くパパ・ママを支えるのが「domestic helper(ドメスティックヘルパー

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          バンクシーがパレスチナに作ったホテルに行ってみた。

           イスラエル建国から今年でちょうど70年を迎えました。5月には米国大使館がエルサレムに移転するなど国民にとって喜ばしいできごとが続く中、反発するパレスチナ人による大規模なデモが起きるなど緊張状態が続いています。 イスラエルとパレスチナを隔てるのは巨大なコンクリートの「壁」。延長は約490キロメートルにものぼり、市民の交流を妨げています。そんな分断を象徴する壁ですが、世界各地からアーティストが集まり壁画アートを手がける「大きなキャンバス」にもなっています。ヨルダン川西岸地区

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          「アフリカのシンガポール」 ルワンダの若者がめざすIT立国

           四国の約1.5倍ほどの小さな内陸国・ルワンダ。約3ヶ月で約100万人が犠牲になる民族間の大量虐殺(ジェノサイド)が起きたのは、ほんの24年前のことです。その後、ポール・カガメ大統領の強力なリーダーシップのもと成長を続けており、今ではアフリカ随一の治安を誇る「アフリカのシンガポール」とも称されています。  ジェノサイド後、港も持たず地下資源も乏しい国が復興の基幹産業として着目したのはIT(情報通信産業)。首都キガリでは、数多くのスタートアップが誕生しているといいます。都市

          「アフリカのシンガポール」 ルワンダの若者がめざすIT立国

          深圳の現場を歩いてみたら

          中国・深圳(シンセン)に行ってきました🇨🇳 中国のシリコンバレーと言われ、テクノロジー業界でいま注目を集めている深圳。その成長スピードの速さからカリフォルニアの本家シリコンバレーから人材が移ってきているという話もあるようです。 深圳は現金を使わない「キャッシュレス」が市民に浸透していて、みんなQRコードをスマホアプリから読み取って支払いをしています。 (QRコードでお店のメニューを入手する客) 深圳のアキバと称される巨大電気街「華強北」ではドローン、ロ

          深圳の現場を歩いてみたら

          映画ディレクターからファッションデザイナーに転身 30歳ルワンダ人起業家の夢

          アフリカ大陸のほぼ赤道上に位置し、四国の約1.5倍ほどの小さな内陸国・ルワンダ。約3ヶ月で約100万人が犠牲になる民族間の大量虐殺(ジェノサイド)が起きたのは、ほんの24年前のことです。 一方、現在は「アフリカの奇跡」と呼ばれるほどの安定した治安と経済成長を続け、当時、子供・もしくはまだ生まれていなかった「アフタージェノサイド世代」の20~30代の若者が手がけるビジネスも誕生しています。国内でファッションブランドを経営するルワンダ人起業家Joselyne Umutoni

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          朝鮮半島の現場を歩いてみたら

          朝鮮の軍事境界線とソウルに行ってきました。 Visited Korean Demilitarized Zone and Seoul. メディアにもたびたび取り上げられる板門店(パンムンジョム)は、DMZ(非武装地帯)の境界線上にある共同警備区域の中にあるため、個人訪問はできず必ずツアー参加が義務付けられています。 (国連のマークが入った許可証を胸につけます) 情勢によってツアーコースが変更になったり、中止になるそうで、例えば以前コースに含まれていた北朝鮮と韓国をつな

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          イスラエル・パレスチナの現場を歩く

          イスラエルとパレスチナ自治区に行ってきました。 イスラエルの人口は独立した1948年には約60万人でしたが、現在は約870万人とこの70年間で15倍近く増えており更に増加中です。出生率は約3人と日本の約2倍…。 聖地エルサレムではちょうどプロジェクションマッピングなどを使ったイベント「光の祭典」が開催中でした。正統派と呼ばれる黒い服とハットをかぶったユダヤ教徒が、ガンガン映像が照射されるシナゴーグ(教会)をスマホで動画撮影してたり、城壁のすぐそばに即席のナイトクラ

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          ルワンダの現場を歩く

          アフリカ・ルワンダに行ってきました。 四国の約1.5倍の大きさの内陸国は、いまアフリカのシンガポールになるべくIT推進に政府主導で力を入れているとのことです。 首都のキガリでは、20代を中心にIT起業家が集まるオープンスペースを訪問したり、同い年のルワンダ人女性起業家がバリバリ働く姿を見たりして若いエネルギーを感じてとても刺激を受けました。 一方で、数時間バスに乗ればまだまだ水道や電気などのインフラも整備されていない地域があるなど、開発は一筋縄ではいかないんだ

          ルワンダの現場を歩く