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渡航直後の洗礼とタピオカミルクティー #3

格闘技には詳しくないけれど、2015年夏の渡航後しばらくは腹部にジャブを受け続けているような感覚に襲われていた。

初めの1週間、いや二週間頃までだろうか。

痛みのような、ずっと腹部を押されている、或いは胃もたれしている。そんな状態が続いていた。

その後知り合った人からは、
「水と油が合ってないから、そういうことが起こる人もいるらしい」
と聞いた。もちろん何も影響ない人もいる。
生きている限り、食事せずにはいられない。
料理には、水と油は大体使われている、、
と、なると身体が馴れるまでの間ひたすら耐えるしかないのであった。

私は、ずっと胃腸が弱くはないけれど強くもない部類だと思っていたけれど、弱い方なのかもしれないとしみじみ実感した。

その後も、一緒に同じものを食べた家族は平気なのに、私だけ激痛に襲われることがすっかり忘れかけた頃に訪れた。

私のお腹には上海の水と油が合わなかったかもしれないが、もちろんおいしいものにも出会えた。

栗好きの私には、本場の甘栗が食べられる環境なのは嬉しかったし、少し前に日本で流行っていたが、それより前にタピオカやチーズティーなども所々で(しかも日本よりずっとお手頃価格で)売っていたので好んでよく飲んでいた。

「珍珠奶茶、冷的、无糖!」
(タピオカミルクティー、冷たいのを、無糖で!)

と、よく注文していた。

一時期足繁く通っていたので、店員さんにも覚えられてしまうほどだった。この無糖に馴れていたので、日本で飲むタピオカは甘過ぎるように感じることもあるくらいだ。

そのお店は、東京や沖縄でも出店しているので、機会があれば足を伸ばしてでも行きたい。私の住む地域にもやってきてくれたら、、!

タピオカミルクティーと言えば、マクドナルドでも売っていた。マクドナルドのタピオカは、黒くなく透明でもちもちしていた。冬に陆家嘴で温かいタピオカミルクティーを飲んだことを覚えている。

こんなことを書いてたら、ぷりぷりと弾力のあるタピオカが急に恋しくなってきた。



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