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【愛は溶かす】劇団四季 「アナと雪の女王」

心はそうたやすく痛みを手放さない

この1年ちょっと、地球上のあらゆる人たちが皆、色んな痛みを経験しました。色んな門や扉が閉ざされました。自分も例外ではありません。その痛みに押し潰されそうになることも多々ありました。

なかなか癒せない、手放せない痛みは、コロナに限らずたくさんあるものです。

それでも「愛は溶かす」のです。

猛吹雪の中、周りには助けてくれる人が誰もいないように思えたとしても、きっときっと、誰かがそばにいるのです。

そしてきっと、凍てついた心は溶けていく。ゆっくりと、でも確実に。

人は誰かと繋がりあえる。

愛さえあれば。

そして愛するが故に諦めない姿に、きっと人は勇気づけられるのだと思います。

それは自分にも向けられます。

自分の本当を受け入れる。自分のありのままを愛する。それが緒にもなるのです。

恐怖がお前の敵となる

恐怖が自分の敵となるのは、恐怖を否定した時です。

恐怖している自分をも、そのまま受け入れる。臆病ながらに、そこからなんとか手を伸ばす。そんな手はきっと、誰かに繋がっていくはずです。たとえ暗闇の中であったとしても。

昨年開幕だった本作のメタファーが、コロナを経て更に多くの意味合いを持つようになりました。重層感が増したように思います。繊細に、寄り添う感じも含めて。

私自身も、コロナ後初めて、扉を開きました。

人は、人からこんなにも沢山のエネルギーや、力や、優しさを貰うものなのだということを、改めて実感しました。

コロナを経たからこそ響く箇所が沢山たくさん、あるのです。

アニメ以上に、沢山のメッセージが込められています。どうかどうか、この思いが1人でも多くの人に届きますように。

明日も良い日に。



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