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平成最後の大締め切り

平成最後のでっかい締め切り、終了しました!!!!ワード文書で1.7MBだよ、すごくない?!表とか画像とか、一切ないんだよ。ただひたすら言葉が

つらつらツラツラつらつらツラツラつらつらツラツラ

続くだけ!お釈迦さまでもびっくりだ。長すぎてワードのチェックが走らなかったりするんだもん。(あ、でもこれはアレだ、わたしのローテクのせいかもしれん)

当然これまでで一番長い作品で、本当にこれ終わるんだろうかと焦ったり、起きたらデータが全て飛んでたら、なんて妙な不安に襲われて眠れなくなったりと、精神的ジェットコースター感ハンパない3ヶ月の旅でした。

座ったまんま、たった一人の作業の暗闇に耐えかねて、お外の仕事に時折出ては、自分で選んだ道に対する覚悟のなさに愕然としたり、他の仕事を断り続けたら業界から忘れられてしまうのでは、なんて焦ったり、ネガというネガがあとからあとから噴出してきて、肌荒れ要因マックスでした。太ったよ、ああ太ったさ。だって全然動いてないんだもの。

でも、大きな学びもありました。創訳する上で一番大切なのは、断捨離の精神と相手への信頼でした。

英語の「単語」を全て訳すと、日本語の文章としてどうしても流れないことが多々あるのです。その時に、丁寧に丁寧に薄皮を剥ぐように、芯へ向かう。バッサリと切ったりもいだりすると芯を傷つけてしまうので、うすーくうすーく、丁寧に、丁寧に。一番美味しく剥けた時、それは不動の味になるのです。そして、うすーくうすーく剥いた皮を再度眺めて、やはり要らないと分かったら、次への感謝と共に、さよならをする。この時、皮がないじゃいか!とお客さんに言われたらどうしよう、と思って不安になったりするんです。そこは、自分を信じるしかない。

薄皮とはいえ、溜まるんです。ちょこまかとした薄皮の合計だけで30ページ以上ありました。一枚一枚は多分あまり気づかれない。でもこれがきっと、味に影響するにちがいない。自分の味覚を信じると同時に、相手も信じないとやっとれない。そしてその相手とは、もしかしたらすぐ目の前の人ではなく、もっとずっと先にいる人かもしれない。物理的にも、時空間的にも。

ああすればよかった、こうすればよかった、と暫くは悩むでしょうが、まずは一旦、終了です。平成最後の大締め切り。令和はどんな年になるかしら。まずは締め切り後のしっちゃかめっちゃかな部屋を整え、新たな年をお迎えできるようにしなくては。

写真は、宗像大社の大島の遥拝所。こんな風に、超然といられたら。


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