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災害に強い通信インフラが知りたい

ニュースウオッチ9の特集

たまたまみた、2022年3月4日のNHKニュースウオッチ9で、下記の特集があった。まだ、NHK+で見ることができます。34分辺りからです。

防災減災DXとして、「東日本大震災から11年 デジタル技術を防災に」という特集だった。これ、文字起こしサイト的な感じなのかな、検索したらこういうのも出てきた。

当時の情報収集の反省を生かして、今の技術で当時できなかった情報収集をやろうとしていることは取り組みとして正しいと思う。

でも、やっぱり同じ規模というか、同じように現場が混乱してしまう規模感の災害のとき、そもそもこの技術を使うための通信インフラがどう用意できるのか?が知りたいと思ってしまった。

災害に強い通信システム

実際、番組では「電話や無線などは使えませんでした」って言っているんです。そのうえで、紹介しているシステムは「災害に強い通信システムを使ってリアルタイムに」と言っているんだけど、このシステムで重要なのってその「災害に強い通信システムはどう強いの?」だよね。

同じように番組を見ていた人のツイートでもそんな感じだった。

仙台市のサイトとか見ても、実際に行われたイベントの情報がすんなりとは見つからなかったんですよね。防災計画課にわざわざ聞くのも違うしなぁ。

このイベントかと思ったけど、違うっぽい。


実際、災害に強い通信インフラってなんだろうね?正直、衛星を使ったインターネットとかを思い浮かべた。でもその災害時は、みんな同じように使うから、本当に使えるのかどうか微妙なところ。

やっぱり、その通信インフラが何か?ってのは、重要だろうなあ。


災害時の個人情報

この記事を書きながら、もう少し思ったんです。現実的な避難所とかで人数把握をするシステムってなんだろう?と。

で、番組でもインタビューを受けている人がこのシステムで「写真を取られていることにびっくりしたけど、必要な情報だから」って言っているんです。確かに、災害時はむしろ個人情報を集めないと行けない状況なんです。

DXだから、AI人工知能ってやろうってなって、ああいう大きなディスプレイを設置してってなりそうだけど、それって本当にその時にそれが設置できるのか?思ってしまう。避難所にあれがあったら「こんなものに電気使うなら別のものに使え」とか「地震の衝撃で倉庫にあった液晶が割れてしまう」とか、そういうことが起きそうなんですよね。

取り組まれているのが、仙台市だからこそ、震災には経験も思いもあるだろうと思うんです。なのに、なんでそれなんだ?とは思ってしまうんですよ。


で、自分なりになんだろうなぁと思って、思った簡単な方法は、「マイナンバーカード」とか「運転免許証」のICカードで読み取ることでしょ。

正確な情報だし、カードリーダーにかざして終わり。例えば、毎日朝起きたときとか、それこそラジオ体操とかをやる時に、終わったらカードリーダーにかざすとか。下手にAI任せの情報よりもよっぽど正しく把握できる。

なんで、そういう方向にならないのか?って思ってしまう。

ちょっと検索したら、そういう取り組みをしている自治体はあるみたい。そうだよね、こういうやり方が現実的だと思うのだ。

こういう取り組みも紹介していけば、マイナンバーカードの普及率ももう少し上がったりするのではと。行政のDXって派手じゃなくていいと思うのです。

マイナンバーカード、運転免許証とかそういうのも、避難グッズの一つにしておけば良いんだろうな。(あ、検索すると当然身分証明書として出てくるね)


せっかくのNHKの番組なんだから、「絵的に派手」ではなくもうちょっと現実的な取り組みをしているところとか、本当に必要な技術をニュースとして扱ってほしいなぁと思った。



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