マガジンのカバー画像

認知科学と分析哲学

6
認知の不思議さと分析哲学にまたがるアジェンダについて話していきます
運営しているクリエイター

記事一覧

「平均的な子ども」は存在しない~「平均(時代、思想)の終焉」

「ハーバードの個性学入門」という翻訳本があります。この本の原題は、「The End of Average」…

31

保育「領域」の実在性を統計学的、分析哲学的に考えてみると

領域と因子分析 「保育」という活動分野において、目標とされているのは、子どもの安全で健康…

11

哲学系と心理科学系の感情論

 感情を考える学問分野としては、哲学系と心理科学系の2方向が存在していると言えるだろう。…

「理不尽な進化」とグレゴリー型生物である人間

 吉川浩満氏の論じる「理不尽な進化」「理不尽な絶滅」という進化メカニズムの実相と、デネッ…

文化資本への対抗方略とは?

文化資本に基づく「闘争」に対する対抗方略として、「歴史を知れ」があり、これは納得できる。…

隠ぺいされてこその「文化資本」

ブルデューの文化資本には、操作的定義がなく、具体的な計測方法、つまり個別要素を積み上げた…