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「考える」

 子供の頃、周りの大人達から「考えなさい。」

と、よく言われていた事を覚えている。

学校でも、作文書く時や、算数の問題を解く時など、よく先生から出る言葉。

 私は、作文も上手に書けない子供だったから、「考える」って言われても、どうしていいのかさっぱり分からず、文章を書く事が苦手になった。

決して、先生達のせいにしている話ではない。

今、学校教育に関わっている事もあり、自分の発する言葉に、「考えなさい。」に一抹の疑問を抱いている。

そのせいか、私は、子供達に「考えなさい。」と言う言葉を、殆ど使わない。

私だけかもしれないが、子供の頃、極めて少ない、しかも狭い範囲の経験の中で、表現する言葉を持ち得ていない子供(大人も)は、結構多いのではないかと、考えるからだ。

 そこで、子供達が「考える」場面では、まず「どのように考えるか」思考ツールを教える事にしている。

つまり、「学び方を学ぶ」事で、随分「考える」には手助けになるように感じている。

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