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芸人自叙伝_第一弾 「黒いマヨネーズ」①

はじめに

ずっと何かを始めたかったが、自分が他の人よりも「好き」と自信を持って言えることが無かった。映画も旅行もスポーツ観戦も好きだが、「誰よりも好きだ」という熱を自分の中に感じることができなかった。

そんな中、この本を読んでいるうちにふと自分が読書が好きなことに気づいた。特に小説ではなく、自叙伝。これなから母数が少ないから「誰よりも好き」と言えるのではないかと直感した。

そもそも趣味なんて人と比べるものではない事くらい、十分にわかっている。ただそれでも自分で「一番好き」だと言えることを見つけることができたのが嬉しかったので、これを機にNOTEを始めてみることにした。

本を読んで

この本はブラマヨの吉田が書いていたコラムをまとめた形になっており、一つのエピソードが短くて非常に読みやすい。その中で政治から下ネタ、ハートフルなエピソードまで吉田らしさが詰まった1冊になっている。

各コラム、全く統一感のないようにどこか「吉田の芸風」を感じてしまうのはネタもコラムの延長線上に作られてるからではないのだろうか。心から尊敬する。

特に好きなエピソード

これはどこかのテレビ番組でも言っていたのだが、「人生はうなぎどんぶり」だという話だ。

考え方としては「ご飯が自分自身、自分が好きな自分になれるように努力する。次にうなぎ。うなぎは奥さんや家族。白ごはんをより美味しいものにしてくれる。最後に山椒。山椒は自分の趣味(吉田で言うところのボートレース)。あってもなくてもいいが、あったらさらに美味しくできる。」

ここだけ聞くとすごくいい考え方のように聞こえる。
ただ、本当は一緒にボートレースをしていた後輩に「吉田さんは生活費がかかってないから僕よりボートレースを楽しめてない」と言われて腹が立ったからそれっぽい言葉でボコボコに言い返しただけなのである。

そこまでセットで吉田らしさがあり面白い。テレビで見る頭の回転の速さは普段からなのかと思い知った。
他にも物凄い着眼点を持ったエピソードが多々あるのでぜひ読んでみてほしい。

最後に

今回のタイトルを「黒いマヨネーズ1」とさせていただいたのには意味がある。この本を読んで少なからず私も吉田の影響を受けてしまい、いろいろなことに「バランス」だったり「なぜ?」という思考を持つようになった。

なので、今後自分なりに気づいたことで、「この本の影響かな?」と思い当たることがあれば随時更新していこうと思う。

初のNOTEで拙い文章にも関わらず、最後まで読んでいただきありがとうございます。今後ともよろしくお願い致します。

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