2/21(水)ありあわせの可能性

朝から自動車教習所へ。今年は出張やイベントなど一人でも車で行きたいと考えていて、免許取得に重い腰を上げた。今週末が卒業試験。この歳で自分が免許をとろうとするなんて人生は思いがけない。

帰宅して昼はありあわせのスープに、以前お客さんから頂いたイングリッシュマフィン。スープは冷凍庫に残っていた息子用のミックスベジタブルと野菜ペースト(どちらも生協のものだが、買ったものの子が全く食べなかった。そんなものがまだまだある)をいよいよ処分するためにコンソメベースでスープにする。
何か動物性のものがないかなと冷凍庫を探したら牡蠣のアヒージョが見つかった(これは多分ちょっといいごはんを作ったときに余ったもの。パスタにしようと冷凍しておいたが忘れていた)ので一緒に煮込み、豆乳でのばす。特に期待せず作り始めたが、思いがけない牡蠣の登場でチャウダーのようになりおいしかった。

イングリッシュマフィンは半分にして片方ははちみつバター、片方はチーズをのせて北川村のゆずで作った塩ジャム(家用)をのせ胡椒を引いた。

平日一人で食べる昼ごはんはいつもこんな風で、食べる喜びというよりは、冷凍庫整理が目的になる。子どもが生まれてから、買ってはみたもののとんと食べてもらえずお蔵入りになる食材が増えたので、それを大人が淡々と消費する。そのために私のお昼がある。
案外、そんな昼ごはんも嫌じゃない。できるものは格別おいしいわけではないけれど、まずいわけではなく、日常のお昼はこのぐらいがちょうどいいのかなと思う。

ありあわせという制約があるので、普段ならやらないだろいう組み合わせになることも多い。冷蔵庫と冷凍庫の中は予期せぬ具材にあふれていて(自分がだらしないからなのだが)、そこから急にマフィンの組み合わせが浮かぶこともある。多分わたしはありあわせが好きで、よく考えたらそれが自分のマフィン作りの原点なのかもしれない。

ありあわせといえば、ここ1週間ぐらい深夜にブラウニーを焼いている。
きっかけはココアパウダーとチョコレート。以前は店でよく使っていたので定期的に仕入れていたのだけれど、野菜で作るようになってから製菓材料がほとんど消費されなくなり余っていた。冷蔵庫に豆腐もあったので、合わせてブラウニーを作ったら、わりとおいしくてくせになった。豆腐が入ると重たくなく、ずっしりしていて、軽やかなのに濃厚さがあり、好みの味。ワインのおともにもなる。

でも家用だと気が抜けている上、レシピを見ないで適当に作るので、焼き上がりの振れ幅がすごい。前々回はおいしかったが、前回は失敗。豆腐を多めに入れたら、焼いても固まらず粉を足す羽目になった。一体どうしたらずっしりするだろうか。今夜も改良して作る予定。
やっぱりありあわせは楽しい。

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