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「つい」の書評の続き、「ドラクエ」編

こんにちは、サカモトです。

先日の「つい」の書評の続きです。

先日は「つい」の第一章のスーパーマリオブラザーズに隠された驚きの直感のデザインについて書いてみました。今回は第二章の「ドラクエ」についてです。

スーパーマリオと並ぶ伝説的なゲームですね。

複雑なゲームなんだけど、最初にしかけがある

自分も読むまで気づかなかったんですが、よくよくゲーム画面を見てみると数字や文字ばかりの複雑な情報量の多いゲームで、かなり難しそうです。

でも、なんの苦もなく自然と操作できるようになってたと思います。それは実は始まりにあって、部屋の中に閉じ込められていたところからスタートして、扉がひらきません。そこで王様から言われたことを思い出して、兵士に話しかけるとヒントがもらえ、、というふうに操作を覚えてから冒険に出るように設定されていたそうです。

これはなるほどと思わされました。確かに、子供の頃、特に説明書を読まずにゲームしていましたけど、すんなり操作できていたのはそういうわけなんですね。

その他にも色々としかけがある

その他にも色々としかけがあったそうなんですね。その一つが「ぱふぱふ」だそうです。飽きや疲れを軽減させるための仕掛けということです。

自分は全然覚えてなかったんですが、とにかく複雑で難しい操作を覚えたり、レベルアップ作業だけに明け暮れているとどうしても飽きだったり疲れだったりとで、離脱しやすくなります。なので、離脱させないための仕掛けとして、ちょっとくだらなくてエッチなぱふぱふを登場させたとのことです。

名前をつけさせるのは画期的だった

これもあまりにも当たり前すぎて忘れていましたが、主人公の名前をつけさせる最初のゲームだったかもしれません。

ドラクエを遊んだことある人からは次々と感想が出てきたそうです。

「自分の名前ではじめたら、妙にかっこ悪くてやりなおした」
「好きな人の名前を入れてしまって、友達に見せられなくなった」
「ウンコとかなんとか、最悪な名前をつける奴がいて、あきれた」
「あの画面の音楽が妙に耳に残ってる」

本文より

あの名前を入れる設定にはゲームをする人に強烈に心を動かす体験としてデザインされていたわけですね。全然意識しなかったけどどんな名前にするかかなり悩んだ記憶があります。確か自分の名前にしたんじゃなかったかな?!

というわけで、今回は「つい」という本の書評の続きでした。ヒットしたゲームというのは内容だけじゃなくて、ゲームのプレレーヤーが思わずついやってしまうデザインが隠されていたんですね。

これは応用すれば色んなところに活かせる気がします。これからなにかに活かしていければいいなと思います。


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