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モンスターを見逃していた!

こんにちは、サカモトです。

本日は年末に読んだこちらの本の紹介です。その本は「怪物に出会った日」ですね。

びっくりしました。

何にびっくりしたかというと、井上尚弥のモンスターぶりですね。

この本はいかに井上尚弥がモンスターなのかが書かれていますが、この本を読むまでは井上尚弥がモンスターだということを全然知りませんでした。

井上尚弥の対戦成績は

  26戦26勝です。しかも、23KOです。

戦績は圧倒的です。しかし、それだけではないのです。パンチの重さ、戦い方、すべてが一流なのです。

そこに気づかなかったなと。


この本の特異性は、井上尚弥のボクシング論を展開するわけではなく、井上尚弥と戦って負けたボクサーに取材して、そのボクサーの生涯を掘り下げるとともに、井上戦の感想を掘り下げるというものです。


しかし、ボクサーに負けた時の試合について深く取材するのはタブーなわけです。なので、引退したボクサーにインタビューを敢行して取材した結果を取りまとめたものです。

日本人はもちろんのこと、外国人ボクサーも含めてです。アメリカも含めてメキシコ、アルゼンチンまで遠征して取材を実施しています。

どのボクサーも井上尚弥がいかに凄かったかを語ります。その中でも特に3人目の田口さんの話が印象的でした。

田口さんは井上さんの4戦目の対戦相手で、KO負けしていない数少ないボクサーの一人です。負けはするのですが、その後に世界チャンピオンにまで上り詰めます。

世界チャンピオンになれたのも、井上尚弥と戦ったから、対戦相手は井上ほどすごくないと思って戦うことで勝つことができたそうです。どんだけすごいんだか。

これまでボクシング界では世界チャンピオンが何人もいました。あんまりよくは知らないので、軽率に言えないのですが、井上尚弥は過去の世界チャンピオンになった人たちと比べても才能が違うらしいのです。

外見は少し童顔でイケメン風で、さらに大口を叩くことをあまりしないで、ほとんどメディアに登場することはないので、目だたないのですが、見逃していました。

自分の好きな将棋で例えるなら、将棋界の藤井聡太なみと言えるでしょう。これには、事情通やボクシングに詳しい人なら分かるのでしょうが、すっかり気付きませんでした。

こういうことにもっと感度高く生きていかないといけないですね。


実は、この本を読んだのは実は昨年末に行われた井上ータパレス戦のちょうど前日でした。

これは運命だと思い、配信を見てしまいました。あーっ、ちなみにレミノの独占配信でした。

レミノってなんだと思いながら見てましたが、10R KO勝ちでした。(レミノはドコモ系の配信らしいのです。)


これからも、井上尚弥には注目していこうと思います。

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