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虚構の中で生きるほうが幸せだろうか?

2023年現在。現実と虚構が入れ替わりつつあります。

ソメイヨシノの現物を見てください。
色をよく観察してください。桃色ですか?

見れば見るほど限りなく白に近いことがわかります。

しかし我々の脳内では"桃色"で刷り込まれています。なぜかといえばポスターやらSNSは赤く彩られた桜に満ちているから。

リアルな白い桜を見ても心が動きません。

もはや白い桜が「桜」でなくなってしまいました
だから演出する側もピンクの照明を使うことになってしまうという始末。。。

過度に彩色された色、盛られた色。これをもはや"標準"としてしまう現代人。もちろん自分も無自覚にそうなっています。

虚像(虚構)の中で生きていると言っても過言ではありません。

SNSも盛られた映像ばかり。
旅の写真もあまりに綺麗。しかし現地に訪れるとあれ?と思うことも少なくありません。

大きな声で言えませんが人物も盛られています。実際に対面するとギャップに戸惑うことも?

もう「現実世界キツイなあ。シビアだなあ」って。

するとね。もう虚構の中で生きている方が幸せという価値観もあり得るんですね。

ええ〜〜〜。それってマトリックスの世界ですよ。やだなあ。

そこでちょっと言い訳を考えてみます。

虚構の定義ってなんでしょう?それは自分が思い描くフィクション世界。

じゃあリアルって何?それとて網膜に入った電磁波を電気信号に変えて脳に送り、脳が描出した世界じゃないかな。

するとね。過去のシーンを振り返って思い出す時はもはやフィクションと違いはない気がしませんか?

そう考えたら虚構って否定する物ではなく、常に自分と共存している概念なのかなと。


でも、やっぱり虚構が暴走するのはまずいと思います。桜はやっぱり桜であり、桃ではありません。勝手にイメージを押し付けるのは可哀想です。

だからこそ今あらためて、彩度を落とした色彩感覚で物を観察してみませんか?これって過去の日本人が本来持っていた色彩感覚なはず。

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