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アンチエイジング医療は刹那的

美容外科、美容皮膚科に対してわりかし否定的な考えを持っている私。

根拠は明確にあります。

多くのアンチエイジング医療は長期の視点で見ると逆効果だから。

手術をしすぎて顔が崩壊するセレブはうんざりするほど見ましたよね。細胞に負荷を与えるようなエネルギー照射系、外用治療も長期でみたら細胞の老化が進みます。(細胞一個一個の分裂回数には限界があるし、負荷を与えるほど酸化ストレスによる傷害が蓄積する)

つまり科学的に確かなアンチエイジングって負担を与えないことぐらいなんです。日焼けしない、マッサージしない、顔の筋トレしない、過剰に顔に塗りたくらない。

まあ、仮に正しいアンチエイジングができたってそれでも加齢は進みます。見た目だけじゃなく機能が落ちるのもあがなえません。考え方も声も歩き方も姿勢も運動能力も挙動も判断力も記憶力も嚥下能力も年齢応分になるの。

まあでもね。逆からの視点で考えてみました。

「刹那に生きる」

ブッダが弟子に伝えた言葉です。

この刹那(今)を大切に生きなさい。今この瞬間に全力を投じなさい。ってこと。

若さや美って、今この瞬間が、残された人生でほぼピークなんですよね。そして眼前に広がるのは下り坂。だからこそ今この瞬間に真剣に向き合うましょうよと。

一年草のひまわり。青い空のもとで輝かしく黄金の花びらをたなびかせます。そして種を落とし、朽ちていくプロセスで一瞬だけ庭師さんに手入れしてもらって綺麗にしてみる。もちろん明日からまた朽ちるプロセスが始まるわけですけど。一瞬だけの手入れもいいじゃないですか。

だからなるべくダウンタイムの短い施術で早めにその効果を実感したらいいのでは?

その後はまた劣化するのです。でもいいじゃない。それで。


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