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音楽:millennium parade - Fly with me

*本シリーズは「である調」で書かせていただきます。また、はてなブログに2020年5月1日に掲載したものを再掲載しております。

はじめに

すでに多くの方が知っているかとは思うが、今回紹介するのはmillennium paradeの新曲「Fly with me」である。

感想を語る前に、とりあえず聴いてほしい。これは、日本の芸術界の将来性を強く確信できる作品である。聴き始めて止まらないという方は、どうぞそのままリピートし続けていただきたい。

感想:楽曲について

いかがだっただろうか。

この曲を聴いてまず興奮したのが、King Gnuの常田大希氏(Guitar & Vocal)とWONKの長塚健斗氏(Vocal)が楽曲上でコラボレーションしている点である。

彼らは、PERIMETRONというアート集団のつながりで以前もコラボレーションしており、WONKの楽曲「Gather Round feat. Matzuda Hiromu」のPVを常田氏の家で撮影していることは有名な話だ。

元々、WONK→King Gnuの順に知っており、長塚氏の声や常田氏の作曲能力に魅了されていたため、「Fly with me」を再生した瞬間にガッツポーズしていた。(誤解のないよう補足しておくと、両バンドそれぞれの楽曲も非常にハマっており、昨年は異常な回数聴いていた気がする。)

聴いてみた結果、長塚氏の柔らかい声と心地よいビブラート、そしてインパクトの強い常田氏の作るサウンドの相性が抜群で、コロナ疲れも一気に吹き飛んだ。

そして、何より他のミュージシャンを知ることができたのは大きい収穫である。動画の01:32あたりから、それまでよりも強めにミックスされているボーカルが非常に好みで、新鮮さを感じることもできる。この声がHIMI, Cota Mori, Shu Sasakiという方々の誰なのか、まだ勉強不足で分からないが、今後色々と彼らの楽曲を漁りたいと思う。

感想:映像について

PVについては、過去最高の映像を観たと感じている。

もちろん、Netflixで観ることができる最新の攻殻機動隊のスタッフがサポートしていることも大きいとは思うが、PERIMETRONがこれまで積み上げてきたものの集大成であることは間違いない。

映像のストーリーも約5分という短さにしては凝っていて、内容の拡張可能性は無限であると感じた。個人的な要望としては、このPVの世界観に基づくアニメーション映画などを観てみたい。アニメーションの歴史に、また一つ名作が加わること間違いなしだ。

攻殻機動隊についての思い出

恥ずかしながら、攻殻機動隊のアニメーションを全て知っているわけではない。しかし、小さいころアニメ嫌いだった私にとって、初めて興味を持たせてくれたのは攻殻機動隊のシリーズの一つ、「イノセンス(押井守監督)」である。

中学時代、遠足が雨で中止になり、3,4つの教室に分かれてアニメーション上映会が開催された。たしか、「ニモ」,「ドラえもん」,「イノセンス」あたりだったかと思う。正直、「ドラえもん」だったかは自信がない。

この時に観た「イノセンス」は、衝撃でしかなかった。冒頭で愛玩用の少女型ロボットが自殺するシーンは、今でも脳裏に焼き付いている。テーマからしても、Steven Spielberg監督の「A.I.」を全て観た後の感覚を、たったワンシーンで味わうような衝撃だった。

最後に

この攻殻機動隊シリーズが時を経て、現在最も実力のあるアート/音楽家集団の一つであるPERIMETRONおよびmillennium paradeとつながったことは、日本の芸術界の明るい未来を容易く想像させる出来事であった。

研究の息抜きに、「攻殻機動隊 SAC_2045(神山健治監督・荒牧伸志監督)」の視聴を楽しみたいと思う。

追記

攻殻機動隊シリーズのアニメはすべて見終わってしまった。次は原作を読むとしよう。


Dr. モンブラン
◇自己紹介
 https://note.com/dr_montblanc/n/n5fa8a3d1563d
◇研究Tips
 https://note.com/dr_montblanc/m/mbb0f811bdee5
◇GarageBandチャレンジ
 https://note.com/dr_montblanc/m/m667c833ca511
◇コーヒーブレイク
 https://note.com/dr_montblanc/m/m81c359928444

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