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【心得26】とにかく、生き残ること

仕事を始めた医師にとって、
そして、すでに働いている医師にとって、

最も重要なことは、とにかく生き残ること、です。

生き残る、というのにはいろんな意味・いろんなレベルがあります。

例えば、患者さんに理不尽なことを言われた場合。

感情に任せて言い合いをしてしまったら、それは医師としては不適切な対応であり、医師として生き残ることができなかった、ということになります。

ただこれは、「医者なんだったら、患者の不尽な言動に耐えろ」、というようなものではありません。
理不尽な要求に応えられないことを伝え、それでも理不尽な要求を行われたら、責任者(セーフティーマネージャー)・警備員を呼んでもらい、患者さんの対応を任せるのです。

医師として生き残りつつ、生き残り続けるために必要な戦略を取るのです。

他のパターン。
例えば、勤めた病院がメチャクチャ忙しかったり、重症の患者さんを担当して家に帰れない時。

この時の生き残るというのは、
とにかくその病院での勤務を終えるまで、
その患者さんの担当を終えるまで、
なんとか“一時的に”耐える、
という意味です。

「しんどいけど、今さえ切り抜ければ、なんとかなるはず。」
そんな思いで“一時的に”耐えるのです。

ポイントは“一時的に”です。
この状況を続けてはいけません。

続ければ、いつか耐えきれなくなります。
絶対に“一時的に”出なければいけません。

休んだっていいんです。1年休んだって、医師は50年以上働けます。
たった1年休むことは大きな問題じゃないんです。

最後のパターン。
もう医師でいることに疲れ、生きているのをやめたくなった時。

この時は、医師を辞めてでも、生き残らなければいけません。
本当に、死んでしまったら、引き返せなくなってしまう。

生きていればいいじゃないですか。
本当にそう思います。
もう、こんな思いをする人が1人でも減ってほしい。
1人も出て欲しくない。

昨日に引き続き、3年目の若手医師の自殺に関連した内容でした。
辛いニュースが一件でもなくなりますように。

ではまた明日、

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ここまで読んでくださってありがとうございました.

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