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ゆるい転職をするための3つの視点(その 3)

今回は、自分なりの幸福を追い求めるゆるい転職の3つの視点シリーズの最終回として、「価値観」について書いていきます。3つの視点の中でこの「価値観」が私にとって一番大切でした。


前回のまとめ

前回までで3つの視点である

  • 価値観

  • 得意

  • 好き

の「好き」と「得意」について説明してきました。まとめとして、

  • 「好き」なことは無くていい

  • 「得意」なことはやっていて苦痛でなく、時間が流れるのが早く感じること

と考えました。

価値観について

ではここからは、いよいよ「価値観」について説明して、それをゆるい転職にどう活用できるかについて書いていきます。

なぜ価値観が大事か

「得意」は周りの人のレベルによって変わってしまいますが、「価値観」はその人特有のもので変化しません。おそらく、生まれて物心つくまでにほぼ決定されています。

価値観は人によっては、いつ誰に影響を受けるかによって変わってしまいそうな気がしますが、もしそうであれば私はそれは偽の価値観ではないかと思います。憧れる人の服装や話し方をつい真似してしまうことがあると思いますが、それはその人の人気やカリスマ性を自分も欲しい思う欲や見栄が深く絡んでいて、本当の意味での価値観ではないと思います。

価値観はどうやって知るか?

一つの知り方として、自分に害がないにも関わらずなぜか許せない他人の行動などから紐解けます。

例えば、動物を無責任に捨てたり虐待する飼い主の話を聞いた時に、胸の中に何か熱いものが込み上げてきて怒ってしまうとか泣いてしまうという場合は、そこに「動物は家族」という価値観があったりします。

しかし、こんな記事を書いておいて申し訳ないのですが、私の場合価値観について色々な本(コーチングとか心理学とか)を読んで一人で考えていても、かえって迷走していきました。上に書いた方法も、一つのヒントにはなると思いますが、多分決定打にはならないと思います。

私の決定打は、こうしてNoteなどに書きたいと思ったことをアウトプットしていたら偶然ハッと気づけたという感じです。なんかこの記事なんのために書いたんだっけ?と思ってタイトルをいじっている時に、そうか自分はゆるい生き方を目指していたんだ!となぜか気づいたという感じです。説明になっていなくてすみません。

でも一度気づくと色々なことにつじつまが合いました。子供の頃の夢が、近所に住む親友の翔くんとずっと一緒に田舎でまったり暮らすことだったことや、本棚に「ナマケモノ哲学」や「あやうく一生懸命生きるところだった」などのゆるく生きる価値観の本があったり、逆にそれを覆い隠すように「年収1億円の人のすごい習慣」みたいな成功本があったり(お金とか見栄って本音を隠すパワーがあると気づきました)、そもそも海外に来たのも海外なら年功序列とか上下関係がなくてゆるく生きれると心の奥底で思ってたからだったとか、色々なことのつじつまがあってスッキリしました。

価値観をゆるい転職に活かすには

自分の価値観がわかったら、仕事選びでは経営者の価値観がはっきりわかる会社を選ぶことをお勧めします。

私の場合、規模の拡大だけ目指している上昇志向のスパルタ経営者の会社は合わないと思いました。拡大よりも従業員の働きやすさや顧客により良い価値を提供することを考えている経営者の会社を探しました。

あとは大規模な会社になると、経営者の価値観が分かりにくいし、分かったとしても会社のすみずみまで浸透していなくて、居心地の悪いことがあるだろうと思ったので、100人以下の小規模な会社を選びました。

小規模な会社になると見栄がはれなかったり、お給料が下がったりしますが、そこも自分の価値観と照らし合わせて、ゆるい生活が送れる以上のお金は欲や見栄の悪さが働いているんだろうと一度疑うことにしています。例えば、私は車の運転が好きで自分がかっこいいと思う車を買いたいのですが、かっこいい車は日本車でもたくさんあります(私のお気に入りはスバルのフォレスターとインプレッサ)。ここで外車が欲しいと思ったら見栄のせいだろうと思って、自分の価値観は何だったかを思い出すようにしています。

残りは個人的なことですが、自然に囲まれた環境で生活したいと思ったので、本社は東京でも地方からリモートワークありの会社を選びました。

まとまりがないですが、ここで締めることにします。これでゆるい転職の3つの視点シリーズは完結です。次回は、これらの視点を私に当てはめて、私が具体的にどんな理由で仕事を辞めて次にどんな仕事を選んだかについての体験談を投稿したいと思います。ひとまず、ここまで読んでいただきどうもありがとうございました!

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