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【ゼロから始める中医学】呼吸を主る〜肺の生理〜後編


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こんにちは!
HAMTライブラリ中医学担当のどらごんこと大西竜之介です🐉
前回は肺の生理作用と特性についてみてきた。

今回はその続き、関連季節と領域、対応する腑をみていきたい。
ではさっそくいってみよう!

1.澄んだ空気が美味しい!肺の関連季節・秋

肺と関連が深い季節はである。
肺は吸気で清気を取り込むことによって気の化生に関与している。
これは清潔で適度に乾燥した環境で正常な機能を発揮しやすい。

秋は気候が乾燥していて清涼な季節。
そのため肺は秋の気候変化に影響されやすい。
秋の澄んだ気候の中で深呼吸したら気持ちいい感覚はイメージしやすいだろう。
ただし乾燥しすぎると喉がやられちゃうので注意である!

2.肺の関連領域

①鼻・ てい

涕は調べるとなみだと出てくることが多いがここでは鼻水のことである。
もしかしたら ていと間違えたのかもしれない(漢字って難しい…)
鼻は清気と濁気の出入り口で、肺と体外をつなぐ器官。
そしてそこは涕によって潤わされている。
そのため肺の機能と密接に関係がある。
外邪の侵襲などによって肺の機能が失調すると鼻は鼻閉鼻汁などの症状が起こり、呼吸嗅覚に影響が及ぶ。

②皮毛

皮毛は皮膚、汗孔、体毛を含む体表組織のことである。
皮毛は衛気と津液によって温煦、滋潤されて外邪の侵襲を防ぐ役割に関与している。
また腠理の開闔 そうりのかいごうを通して体温の調節も行なっている。
肺は華蓋の特性でいったように上部に位置し他の臓腑を保護していたりと、体表組織との関連も深く、外邪の侵襲を防いで身体を守るバリアー的な役割がある。
そんな身体を守っている肺の機能が失調するとカゼを引きやすくなったり(易感冒)皮膚の乾燥掻痒感などの症状が出現する。

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