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第1回勉強会「保護者とのファーストコンタクト!初回相談・アセスメントについて」

この投稿では第1回のオープン勉強会のまとめ記事になります。

まず初めに言うと勉強会では「自分自身で考えること」がとても多い
なぜかというと結局、学んだり理解した内容を「自分自身」の落とし込むことでしか現場やあなたの人生には生かされないから。

当施設の方針や経験、データなどはあくまで「参考」であって、あなた自身が考えていく方向性の1つの指標になるものだと思っている。

1つ安心して欲しいのは勉強会のテーマは「僕自身が、施設の中で必ず必要なこと」しか取り組んでいない。

6月の勉強会テーマ
勉強会の目的


まずはこの2つのついて個人で考えてもらいました!



皆さんにとって保護者様、保護者様にとってSTとはどんな人でしょうか?

なんでこんな質問をしたかというと「それぞれの視点」からSTについて考えること、当たり前に見えて「自己視点」「他者視点」を考えることは対人職としてとても重要です。


私たちのとっての保護者様について

定義的な内容


それぞれの定義的な内容を説明した後に「具体的な役割」について実際の保護者様からの意見を基に作成した内容をご紹介しました!
ST・保護者様の役割は1つではなく、さまざまな役割を持っています。
多面的な役割がある視点を持つことで「柔軟性」に繋がってきます。


保護者様の心理状況について


初回相談やSTと初めて出会う保護者様は一体どうな気持ちを持っているでしょうか?

保護者の気持ちを理解して、整理していくこともSTとして相談を受けるセラピストとしての役割です。

まずはファーストステップとして保護者の心理状況について考えてもらいました!

・とても不安だと思います
・子どもが治るんではないのか?と期待している
・STって誰だろう?

などなどの考えが出てきました!

その後、当施設にこられる保護者様から伺った初回相談の心理状況についてスライドを見ながら整理していきました!

その後、具体的に保護者との相談を通してどんな変化が理想的なのかを考えてもらいました。

相談への目標・ビジョン、イメージについて僕自身の体験やマインドもご紹介しています。

フレームワークに沿ったラポール形成

ラポール形成は重要だと白本にも書いてあるし、養成校時代、教員先生からも「ラポール形成はとっても重要」と習った。

学生時代から結構疑問だったことは
「じゃあ具体的にラポール形成って何したらいいの?」

僕自身が疑問に思ったこの「具体性」について勉強会ではテーマにしています。

ラポール形成がうまい人ってどんな人だろう?

よくよく考えてみると「ラポール形成」が上手な人や仕事は結構あるはずだ。
まずはどんな人、職種がラポール形成が上手なのか考えてもらった。

・美容師さん
・アパレル社員
・営業職

などなどいろんな意見が出た。

その他にも「話をきいてくれる人」など具体的な意見もあった。

ここで1つ知って欲しいのが「ラポール形成」が上手な人・仕事の人が元々の性格やポテンシャルで「ラポール形成が上手」な訳ではないこと。

営業職の経験がある方などはわかると思うが販売や対人的な関わりがメインとなる皆さんがご存知の有名企業では「ラポール形成」や「会話のフレームワーク」など対人マニュアルや新人研修がない企業は存在しない。

STの世界では「センスでしょ?」「会話が上手い人がラポール形成が上手」などという意見も聞かれるけど、意識やフレームワークでカバーできる部分も大きいことを知ってもらいたい。

保護者の方が安心して相談できる「セルフイメージ」を少しでも持ってもらうために僕の施設で実施している初回相談の流れやフレームワークをポイントに絞って紹介した。

初回相談・ラポール形成では以下のことを忘れないでほしい。

相談を実施する「目的」を忘れないこと
必要情報を確実に伺うこと
保護者の方に安心・相談できる「セルフイメージ」を持ってもらうこと

ラポール形成のポイント

勉強会では以下のポイントについて紹介した後に、実際のフレームワークの流れを確認しながらより「具体的な実際にあなたの現場で活かせる内容」を考えてもらった。

最後に僕自身が紹介した初回相談時のフレームワークに沿ってデモンストレーションを行った。


初回相談シートについて


初回相談の際に多くに施設やSTさんはすでに用意していると思うが「相談シート」は初回相談や相談の際に必要なツール。

初回相談の目的の中には「必要情報の収集」が含まれる

そんな時に統一したツールは組織としても必要だし、あなたの頭の中にある情報を整理するためにもあって損はないものだ。


「初回相談を自分で作成してみよう!」

そのためにはどんなことを考える必要があるの?というお話をした。

作成において考えるべき必要な要素はきっと同じだけど施設や個人によって必要な情報は違ってくる。

なのでシートの作成は次回までの勉強会の課題にしている。

実際に僕の施設内で実施している勉強会でも以下の流れで個々のSTで考えてもらった。

①:作成において考えるべき必要な要素の説明
②:具体的に調べる方法について意見を出す
③:実際に必要情報を個人で考えてみよう!
④:個々の考えや作成したシートを発表
⑤:情報をまとめて施設で使用するアセスメントシートを作成した

実際に社内勉強会で作成した初回アセスメントシートを今年は施設のシートとして使用することに決定しました!

ぜひ、皆さんも1度、初回相談シートを作成してもらいたい。


次回の勉強会について

今回の勉強会は座学に近かったけど、次回は実戦に近い内容です。

①アセスメントシートから情報を読み取ろう!

「情報を収集できたとしてその情報がどんなことに役立つのか?」
「情報を収集した目的や理由が説明できますか?」

僕が去年、施設で使用したアセスメントシートを使用し、情報収集したデータを見ながらみんなで「この情報からどんなことが読み取れるのか?「どんなことに活かせるのか?」などを一緒に考えていきたいと思います。

②デモ動画を見てみてラポール形成のポイントを確認しよう!

実際に施設の中で初回相談や評価の練習としてロールプレイを実施しています。
今回は情報収集の鍵である「ヒアリング」の際にデモ動画を確認しながらよかったポイント・皆さんから見てポイントを意識したらどんな印象変化があったのかなどを一緒に読み取っていきたいと思います。

興味がある人はぜひ1度参加してみてください😄


1回目の勉強会は以下の記事から確認できます!


2回目の勉強会の参加申し込みはこちらです



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