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突然届いた愛に戸惑う

昨日は物凄く波動が乱れた一日で、両極端に感情が揺れ動いた。

脳は原因や理由を模索したがる、でもそれをスルーすれば、出来事はただの現象として、
淡々と受け止められる。

市役所で不快感を味わった私は、娘とショッピングを楽しみ、購入したフェイスパックを初めて体験して、自分を癒すことができた。

そんな夕方、突然インターホンが鳴り響いた。

私は急に市役所での不快な気持ちを思い出し、一気に憂鬱になる、そしてモニターをチェックすると、誰も映っていない、もしかしていたずらだったのか?

そう少し安心すると、再びインターホンが鳴る、ワンコのこゆきが吠えまくる。

モニターにはやはり誰も映っていない、一体どういうこと!?不気味なんですけど!?

そして三度目のインターホンが鳴る。

モニターには見たことのあるシルエットの人物が映っていた。

私はしばらく思考を働かせて、その人物が誰なのかを記憶を辿っていた。

そしてやっとそれが父親だとわかったのだ。

昨年末にお米とお餅を届けてくれて以来、父には会っていなかった、変な感覚だけど、もう両親には会うことはないのかもしれない、なんて思っていたくらい、私にとって遠い存在だった。

両親には、私のスマホの新しい電話番号も知らせていない為、母からの電話も当然かかってこない、今の私にはそれがとても快適だったのだ。

なんだかまた両親に依存していた頃に引き戻されたようで、それが私の心をざわつかせた。

思いきってドアを開けると、父が仁王立ちしていた、そしてドア周辺には大量の荷物が置かれていた。

父はお米や野菜やその他の食料品を届けてくれたのだ。

私はもう後ろめたくはないので、明るくありがとうとお礼を言った。

父は 母が電話しているのにかからないから心配している と言った。

私は新しい電話番号になったことを打ち明けた。

父はその電話番号を教えてくれと言うので、気が進まないながらも急いでメモに記し、父に渡した。

父はイチゴの出荷があるからと、慌てて去って行った、私は父に感謝を込めて軽トラが見えなくなるまで手を振って見送った。

さて、この大量の荷物を整理しなければ!と娘と連携して部屋に運ぶ。

父が作る野菜はどれも超デカイ!

巨大な 大根 白菜 キャベツ 金時人参、急遽その野菜たちを整理しておく必要が出てきた。

それに、母が大量に用意してくれた食料品で、袋の底に入っていた電子レンジで加熱するだけで完成するチルドのラーメンが 汁漏れしていて、他の食品にも汁がついてしまい、大惨事になっている💦

これを娘とアイデアを出し合って、夕食は予定を変更して先に汁漏れラーメンで、お鍋を作ることにした。

下処理して発生したキャベツの外側や、傷んだ白菜の外側を千切りにして鍋を完成させる。

野菜でかさ増しされるので味が薄くなる、そこで味噌味の鍋の素ポーションも加え、なんとか美味しいお鍋になった。

でも食べてみて、なんとも形容しがたい苦味があり、もう私には両親への執着が無いことを実感した。

そしてこんな私を助ける為に、犠牲になってくれた両親への恩返しを使命として背負ってきた私だけど、それも私の思い込みの幻想だと知った今、完全に卒業する時を迎えたと思った。

そういう複雑な心境が織り成すその日のお鍋の味を、私は大切な思い出として心に刻もうと決めたのである。

両親からの突然の愛は、ちょっと苦くて悲しかった。

でも私は知っている。

全部が私の自作自演の世界なのだと。

様々な体験をさせてくれてありがとうございます♡

この世界に私は感謝した。


ここまで読んでくださって感謝します。

幸せをありがとうございます✴️












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