見出し画像

久しぶりという感覚が生きているを実感させる

私と娘の世にも奇妙な暮らしは平和に続いている。

最近の憂鬱は、お風呂タイムだ。

我が家はガスが止められている為、シャワーからお湯は出ない、毎回一縷の望みを託し、シャワーのレバーをお湯にしてみるけど、出るのは冷たい水ばかりで、ガッカリする。

娘はこの暮らしに不満爆発で、遂に水シャワーをボイコットすると宣言した。

でも数日間頭を洗わず過ごすことほど不快なものはない。

ましてや娘の髪はかぐや姫のようにストレートのロングなのだから。

私は改善策を提案した、ポットで熱湯を沸かし、それを蓋付きの鍋に移し、その鍋を浴室に持ち込み、いい具合に水でぬるめながらかけ湯として使う、そうすることで、冷たい水シャワーと併用して、なんとか我慢できるのではないかと。

娘はやってみる気になり、以来熱湯持ち込み方法で、水シャワーを続ける日々なのである。

それでも雨の日や、すっかり日が暮れた夜には、気分が下がり、どうしても水シャワーを浴びる勇気は起きない。

水シャワーに対抗する為には、それなりの条件が発生する。

そんな訳で、3日間お風呂無しで過ごすことが増えてきた。

頭が脂っぽくなり、ムズムズと痒い、アア気持ち悪い💧となってやっと、明日こそはお風呂に入るぞ!!と気合い充分になる。

そんな今日、私はいつもより早めに目覚めた、そして真っ先に思った、『今日はシャワーで頭を洗える!きっと気持ち良いに違いない!楽しみ♪』

直ぐに用意を始めた。

洗濯物を取り込む時、外の空気を感じてみて、かなり暖かい日で、今日こそ水シャワー日和だ!と確信した。

娘はなかなか起きない、それは嫌なことがある証拠、娘は水シャワーに納得してはいないのだ、それでも私は気にしない、私は前だけを見て今を楽しく生きると決めたのだから。

娘に起きるように促し、お風呂の用意を淡々とこなしていく。

ポットでお湯を沸かし鍋に移す、これを3回繰り返すと鍋に満タンの熱湯がたまる、それを浴室に運ぶ。

ここまでしておけば、娘はスムーズにお風呂に行ってくれる。

娘がシャワーを済ませたら、今度は自分の為にお湯を沸かし、鍋に移して浴室ヘ運ぶ、考えたら娘は全部私にやってもらって、私は自分でやって、なんだか娘が羨ましいけど、考え過ぎないようにした。

自画自賛させてもらうと私は、物凄く忍耐強い、これが私の長所だ、水シャワーも最初だけ抵抗があるだけで、直ぐに慣れてへっちゃらになる。

その勢いで、浴室を掃除しまくる、結構水垢が目立って気持ち悪かったので、スッキリできた。

お湯を持ち込み、かけ湯することで、水シャワーだけよりも断然快適になる。

久しぶりに頭を洗って、めちゃめちゃ気分が良くなった!!快適だよ~!!と叫びたい気持ちだ。

更に勢い付いた私は、洗面所も掃除しまくり、部屋全体の床を掃除シートで拭きまくった。

自分自身も部屋もピカピカになった。

なんとも言えない心地よさが内側から感じられる。

コレコレ!!私の大好きな感覚だ、私の魂と繋がった感覚だ。

不快な状態が続き、久しぶりに快適になる、これは毎日のルーティンでは得られない。

久しぶりだからより一層快適さが際立つのだ。

こうして今を生きる私は素晴らしい。

どんな時も幸せを見つける天才だ。

サラサラの髪になり、清潔な自分になった今の私を感じて、もっともっと私を誉め称えたくなった。

自分への愛が深まった。


ここまで読んでくださって感謝します。

幸せをありがとうございます✴️






この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?