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同僚が有名病院に転職した話

大学病院でぼろぼろになって働いていたとき、当時の同僚がよその大きな病院に転職しました。
私から見ると、あんなに有名な病院に行くってすごいな!と思うようなところです。

転職した理由を聞くと、手術をたくさん学べるから、と答えていました。私は手術ができるようになりたいと思っていたし、手術が自分の強みになるかもしれないと思っていたので、その話にとても興味を持ちました。当時の大学病院では、研修医に手術を教えるような体制は整っていなかったのです。なかなか手術を学べないことが、私の気がかりだったのです。

友人の転職先の病院は、教えるのがすごく上手い先生がいるらしい。その教える先生が凄腕なので、研修医が手術して「おっとっと!」というようなことになっても挽回してくれる。だから患者さんには迷惑がかからない、そして誰でも独り立ちできる。というような内容でした。すごい!私も行きたい!と思いました。

でも、私には自信がありませんでした。そんな大きな有名病院で、私みたいなどうしょうもない何もできない研修医がやっていけるだろうか。周りの人は超優秀で、ついていけないかもしれない。怖い先生ばかりだったらどうしよう。そんな不安でいっぱいでした。

今の大学病院では、精神的にも肉体的にも続けるのはしんどい状態です。
かといって有名病院に行く勇気もない。

この先どうしよう、、、、、。と真剣に悩み始めたのでした。


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