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昔昔の東京・秩父訪問記録 1 NARIAKIOBUKURO AILI

5月の半ばに音楽に関する旅をしました。
見たライブは以下の通り
5月12日 NARIAKIOBUKURO(DJSET),AILI
5月13日 DOMi & JD BECK, GEORGE CLINTON & PARLLAMENT       FUNKADELIC
5月14日 DINNER PARTY(ROBERT GRASPER,KAMASHI WASHINGTON)

というわけでまず一日目、行ってみよう。
東京に着いたところから始めたいんだけど、今回は朝がマジでやばかった。どうやばいかというと、最初は車で空港に行こうと思っていたんだけど、急にバスで行った方が行く途中寝たり本読めるしよくね?ってなって、急遽バスに乗ることにした。
そして思考回路がショートしている僕は、空港バス乗り場までバスで210円かかるんだけどそこまでチャリで行ったらさらに得だよな、となった。乗り場まで6km。残り時間は15分。いや、冷静に考えたら無理なんですよ。そもそも家に出てチャリ乗るまでに1分くらいかかるし。でも、いける気がして激チャして、結果間に合った。乗車5秒後にはバスは出発していた。人間やろうと思ったらできるんだ(学び)。
そんなこんなで空港に着いたら、スロースのヒロセさんに遭遇。間違いなく吉兆。
飛行機に乗って東京についた。

ANAのセールで片道7700円だった。真ん中の列に席が4席あって驚いた(でかい)

夜は渋谷(いや、あれば代々木公園だ)にホテルをとっているけど、昼前には着いたので、なんでもできる。何をしよう?
ツイッターで聞いてみた。

数々の情報が!

というわけで、先日ヤングラブでお世話になったハヤトくんの情報を基に俺は銀座に向かった。
そこには、味もボリュームも価格も満足の、パワー感のあるビリヤニ、いやスパイス料理店「カーンケバブビリヤニ」があった。

これでなんと1250円(だったはず)

めちゃくちゃ明快な美味しさ、ちゃんとラムの匂いのするラム、ボリュームも思った1.36倍くらいあり、素晴らしかった。近所にあっても通う(キッパリ断言)。東京で困ったらここに行くよオレは。ありがとうハヤトくん。

そして、銀座といえば銀ブラ。カフェ・ド・ランブルで二杯のコーヒーを飲んだ。
1杯目はオールドビーンズ、エチオピア(サンドライ)。
このコーヒーは特にすごかった。匂いも味も強烈で、通常飲んでいるコーヒーとは全く異なり複雑かつ強烈な酸味があり、まさにオールドビーンズという感じで鼻から空気を抜くと、古くて甘い匂いのする木を飲み物にして飲んでいるようで、家にあるギブソンB-25のサウンドホールの匂いに近いような味がした気がした(ローズウッド)。

1500JPY

2杯目はブラジル 古木 1903。
こちらは極深煎のため、酸味はほとんど感じられないが、重厚な苦味があり古木の貫禄を感じさせられる味でした。

1500JPY

いや、210円のバス代をケチった人がするムーブじゃないですよね。でもなかなか来れないんだから、楽しんだらいいんだ。帰ってきた今でもそう思うんだから全然間違っていなかった。ものは考えようだから、正しいと思ったら、それが正しい。そうでしょう。

と、普段の石山生活とは全く異なる銀座ライフを楽しみ、その後はホテルまで行き、ジョージクリントンの自伝を読みながらゆっくりした。

https://diskunion.net/dubooks/ct/detail/DUBK110

この本、とにかく面白いので読んでみて欲しい。ジョージクリントンがどのように音楽、いや人生と向き合ってきたかがよくわかる。ジョージクリントンが音楽を始める前にやっていた仕事のこと、初期にどのようにお金を作ったか、どのような言葉と偶然出会ったか、どんなものと自分の状況を照らし合わせてきたか。全部が物語のようだった。ジョージクリントンにとってというか、誰にとってもそうだが、自分にとってそうなら、物事はそうなのだ。そのことを皆理解したらいいと思う。水を大量に飲むのが健康なら、健康になるし、月光浴をした方が落ち着くなら、落ち着く。メタルを聞いたら調子がよくなるならメタルは健康に良いし、コーヒーを飲むと眠くなるならそうなのだ。あそこであの場所であの人に出会うことはあり得ないのにそこにいた、とか全部。もっと言えば、起きていないこと、嘘ですら本人にとって真実なら真実だと思う。SNSを見ていると、そこを理解できていない人が多いなと思う。

いや、なんの話だったっけ。そして夜はAILIのライブとNARIAKIOBUKUROとAru-2のB2Bを観に行きました。会場はリキッド2階のTImeOut。100人くらいの人が集まっていたと思う。自分の印象だけど、なぜか穏やかそうでおとなしそうな人が集まっている感じがあった。クラブっぽいエッジィな感じの方も数人おられた。

NARIAKIOBUKUROとAru-2のB2Bはどんな感じか全く知らなかったが、ジャズ、クロスオーバー(フュージョン)、ファンク、ソウル、ヒップホップな生音多めな感じが多かった。2人のノリを観ているのもなかなか面白かった。かなりじわじわ温度を保つ感じがあったのと、会場や服装の感じなどから、なんとなくホームパーティ感があり居心地が良かった。OBUKUROさんの新しい曲もドロップされていたらしい。周りのお客さんを見ていると、やはりOBUKUROさんファンが多いのか、OBUKUROさんの声が入ったトラックが流れるとおーと小さな歓声が漏れていた。
AILIはほとんど聞いたことがなかったが、歌と鍵盤のAili Maruyamaと主に低音(ベースとシンセ)のTransistorcakeのデュオ構成で、ライブはインディ感もありつつ洗練されたエレクトロにユーモアを交えていく感じで、お客さんの気持ちを掴んでいた。構成、音などかなり考えられていて面白かった。AILIはおそらく元は日本語を母語としていない方なのだが、関西弁がかなり高いレベルで話すことができるようだった。デュオでここまでできるのかと思わされた。オレもライブやる時、独りよがりにもなってしまいがちだけど、やっぱり見てもらう人に楽しんで欲しいなと思うので、頑張ろうと思った。あと、トラック流しつつやるライブでも、ベースやシンセな手弾きが多いのもバンド好きとしてはとてもよかった。
ライブ終了後は、飲み歩くこともなくホテルへ戻り就寝。ホテルも自分以外はおそらく外国の人しかいない感じで、コロナ対応等の終息を感じた。

いやーしっかり振り返った。もはやこれは自分のための記録になりました。
楽しかったらそう言ってください。なんなら、ご支援もよろしくお願いします!

次回ライブは、7月6日(木)に決まっています。近々ちゃんと告知します。サウンドクルーでやります。


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