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ブックカバーって大人!!


9〜10年くらい愛用してます!

30歳の頃、「もういい大人になってきたしちょっと新しい何かを自分に取り込みたい!」と、フワッとした思いがあった。
当時付き合っていた彼女が、「パリのマダムは気に入った服5着だけを一生着回すで!」みたいな本を読んでいた。
流行りに飛びついて持ち物をコロコロ変えるのはキッズ。赤ちゃん。ばぶばぶ。
大人は気に入ったもの、こだわったものを大事に長く使う。なぜなら自分が何が好きか知ってるからー!これまでの人生でー!!自分のことは自分で分かるからー!!!!
という、ちょっとナルシストというか、悟ってる感が書かれていてダサいと思った。

思ったが、ごもっとも!こだわりを持つ。いわゆるスタイルを持ってる人はかっこいいんや。
そもそもダサく感じるのは、外に向かって自分のこだわりを見せつけるからであって、自分のスタイルを自分で見つけ楽しむのは至高や。

ということで、自分のスタイルを振り返って、こだわるべきものを考えた。
発見しました。ブックカバーです。
僕は昔から割りと本を読む。友達のおすすめや書店のポップを参考に、文庫本をブックオフでよく買っていた。
そして大人になっても通勤中に電車で読んでいた。
つまり読書は僕の生活の一部になっていた。
読書時間にこだわりを注ぎ込めれば、もっと自分に溶け込んで価値ある時間になる気がした。
そこでたどり着いたのがブックカバー!
僕が使ってるのは、イタリアのレザーブランドIL BISONTEの文庫本サイズのブックカバー。
まず、使えば使うほど色が変わる。いわゆる経年変化ですね。(IL BISONTEのレザーの特徴とか経年変化とかはググるのが早いね!)
これまでは本は読んだら次の本。読んだら次の本。というように、同じ行為でもいちいちリセットされてた。
それがブックカバーという共通のアイテムを使うことで、中身が変わっても読書という体験が続いていることを実感した。
更に、読み続けるたびにカバーが【育っていく】のを目で見れることも楽しく、読書時間の蓄積を感じれて楽しい。
本の読み方って癖があって、いつも同じところを持つから、経年変化も自分の癖に合わせて色が変わるんですよ。育ててる感すごいでしょ?
大人のアイテムとしてブックカバーの話をしたけど、僕は子供が文庫本を読みだしたらプレゼントしたいな。読書と一緒に歳を取る相棒をプレゼントしたいなと思う。

外向けに発信するのはダサいと書いたけど、結局僕もnote(誰が見るわけでもないけど)で外に向けて発信している。
年をとると、自分がいいと思うものは人に伝えたくなるんかな。年齢のDNAに刻まれてる気がする。
皆の会社のおじさん、おばさん、色々教えてくるでしょ?
あれは教えてるんじゃなくて、知ってほしいんやで。きっと。
日本の中年おっさんも、パリのマダムも性質は同じ。あなたのパリマダムも目覚めるべき。
いいものは伝えよう。

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