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プロのビデオグラファーが使ってる機材を紹介!

皆さんこんにちは!株式会社dscビデオグラファーの後藤恭利です。
この記事は、「撮影機材」にフォーカスし、プロのビデオグラファーが実際に使用しているものから、動画撮影初心者の方へオススメするものまで、をお届けします!


1. 自己紹介

改めて、ビデオグラファーの後藤恭利です。
僕は普段、Bリーグ(プロバスケットボールリーグ)のアルバルク東京をメインに、中国で開催された国際大会や他競技のコンテンツ制作を担当しています。

ストーリー性のあるドキュメンタリーを制作することが得意で、過去にはBリーグ アルバルク東京のドキュメンタリーを制作したことがあります。よければご覧ください!(視聴はこちらから
ビデオグラファーやスポーツチームの広報の方など、カメラ選びに迷われている方の参考に少しでもなれば嬉しいです。


2. 今使っているもの

まず、今僕が使用している機材の4つを紹介します。前提として、スポーツの映像を撮影するための機材だと思ってご覧いただけると嬉しいです。

■カメラ本体:SONY FX3

こちらは価格やスペックともにプロ向けに作られてるもので、このあとお話ししますが、いろんなカメラを経験してきて4台目にこのカメラにたどり着きました。
特徴としては、なんと言っても画質が綺麗。僕はドキュメンタリーの撮影もするので、いかに目に見えているものと同じように映すことができるのかという点を大切にしているので、このカメラはとても良いですね。(その分容量が大きくなってしまう...というのはあります 笑)

■マイク:
SONY XLR-H1 トップハンドルユニット FX3 & FX30用
SONY カメラ用マイク XLRアダプターキット 単一指向性 ウインドスクリーン付属 XLR-K3M (マイク部分のみ使用)

カメラ本体と同じメーカーのものを使用しており、インタビューもこちらを使用して行っています。

■レンズ:TAMRON Model F045 SP 35mm F/1.4 Di USD

僕が担当しているバスケットボールはスポーツのなかでも比較的、撮影する被写体が近い方なので、普段はこちらのレンズを使用しています。
競技や撮影する内容によってレンズを変えており、先日参加した国際大会は競技が複数あるので、60mmのレンズも用意しており、使い分けて撮影していました。また、写真と映像でもレンズを使い分けます。

■ビデオモニター:ATOMOS SHINOBI

カメラ本体にモニターはついていますが、見やすさの観点でこちらを付属して使用しています。


カメラ自体はもっと価格が高いものもありますし、画質を追い求めると映画撮影用の機材などもありますが、この4つのセットは、「現状の僕の撮影スキル × 撮影するもの(バスケットボール/スポーツ)」にとってベストセットだと思っています。
理由としては、以下3つです。
・機材を大きくしたくない
・自身がコンパクトに反射的に動けて、その反射的な動きにカメラがついていける
・質の良い映像が撮れる
スキルはもちろん、何をどのように撮影したいか、と考えこの4つのセットに辿りついきました。


3. これまでのカメラ本体の変遷

今、ようやくプロ仕様のカメラを操作できるようになりましたが、4台目に辿り着くまでのカメラ本体の変遷とともに僕の撮影してきたものを簡単にご紹介します。

■0台目
僕のスタートはスマホ用のジンバルを使用したところからでした。(カメラではないので、今回は台数に含んでいません)
大学生の頃、ゼミの動画を撮影するために使用したところから、撮影する面白さを感じ、カメラを買う決意をしました。

■1台目:CANON kiss
初めてのカメラは、初心者でも使いやすいものを選びました。当時のカメラ初心者の自分にとっては良いカメラでした。旅行にいくときには必ず持っていき、ああでもない、こうでもないと、いろんな景色や人を撮影し、「カメラ」を使った撮影がどんどん楽しくなりました。

■2台目:CANON EOS 5D Mark IV
コロナ禍になり、時間ができたことからカメラを勉強するようになり迎えたのがこちら。
一時期、3人制バスケットボールの広報を担当しており、このカメラで写真も動画も撮ってコンテンツを制作していました。仕事だけではなく、旅行の際も撮影して撮影の練習をし、撮り方・ルール・設定に慣れてきたのが、この頃です。約1-2年かかりました。
このカメラは言葉の通り使い倒したね。

■3台目:SONY α7 III
このカメラは、私物ではなく、dscで所有しているカメラですが、業務のなかで多く使用しています。
2台目で大分知識がついたので、このプロ仕様のカメラもすぐ慣れて使えました。カメラは、ものによってボタンの操作などは知る必要はありますが基盤は一緒なので、基本的なところを押さえられていたら、ある程度のカメラは操作できると思います。
このカメラでは、現在も担当しているBリーグ アルバルク東京のドキュメンタリーを撮影しました。(このカメラで撮影したドキュメンタリーはこちら

スポーツで動画も写真も撮りたい場合、このカメラはとても優れていて良いと思います。特に僕が気に入っているポイントとしては、ピントを合わせてくれるオートフォーカスが早いことです。スポーツ全般そうですが、特にバスケットボールは、かなりスピードがあるので、瞬時の良いプレーや表情を撮影するのにとても活躍する機能です。


4. まずカメラを始める方はここから!

初めてカメラを買う方は、僕が2台目に使用していた「CANON EOS 5D Mark IV」がおすすめです。
スペックは後々あげるとして、まずいろんなカメラを知ることや撮影することを楽しみ、どんどんカメラの魅力に惹き込まれていったらスペックを上げることをお勧めします。
まずは、一つの機材を最低1年はやってみると良いかもしれません。
スポーツを撮影することはもちろん、旅行や日常のなかなどいろんな場面でカメラを手に取り撮影してみてください。


さいごに

まだまだ、僕もカメラについて勉強している途中です。何か皆さんと勉強してきたことを共有できればと思いお伝えさせていただきました。

カッコ良い映像を撮影できると、僕の場合、ファンの方やチーム・選手の皆さんが喜んでくれますし、僕自身ももっとカッコ良い映像を撮りたい!とどんどん楽しくなっています。

使用機材もようやくここまでたどり着き、スキルも機材の知識もまだまだ伸び代があるので、もっと皆さんに喜んでもらえるコンテンツを届けられるように、勉強していきます!


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