週刊ブレックス(仮) ~2019/11/11

こんにちは、hiroです。
今回から冒頭で簡単に書いていたプレビューといいますか、対戦チームの情報を先出しで載せてみようと思います。週明けにいつもの内容を追記していきます。1週間に3試合ある時はどうするんだと思っていますが、モノは試しです。面倒くさかったら今までのように戻します。少しでも試合を見る時頭の片隅にでも置いておいていただければというのと、後出しジャンケン感が出ているのが嫌だったので試してみます笑
よろしくお願いします!


11月の日程

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アルバルクとの激戦を1勝1敗で終えたブレックスは8勝4敗の東地区暫定3位。今は順位気にせず1個1個積み上げていけばいいかなというのが個人的な感想です。


第8節 vs レバンガ北海道(H)

どこかBリーグ2シーズン目を思わせるような好スタートを切った北海道ですが、こちらも怪我人で苦しんでします。開幕からインパクトを与えていた橋本と、帰化選手のパプの新加入日本人コンビが怪我で欠場中。折茂や桜井のベテラン選手の出番が減っていて、若手選手のチャンスが増えています。月曜日と火曜日の秋田戦で欠場だった橋本やパプですが、ブレックス戦で復帰ってこともあるんじゃないかと思ったり思わなかったり。

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今シーズン北海道はここまで比較的対戦相手に恵まれているとは思いますが、リーグ最少失点を誇っています。得点力はそこまで無く、傾向としてはインサイドで得点を稼ぐことが多くてスリーは少なめです。なので北海道は前半でリードされる展開だと1勝4敗(北海道がリードして前半を終えると6勝1敗)。前半からブレックスが主導権を握りたいところです。
メンバー構成やプレースタイル的には相性は悪くないと思いますが、毎シーズンブレックスはホームで北海道相手に勿体ない試合をしてしまうことがあるので、そういう展開にはしたくないですね。

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ピックアップ選手はこちら。
平均24.0得点のカミングスは名実ともに北海道のエースとして君臨していますが、インサイドプレイヤーではないのでビッグマンを守る時は苦戦してます。なので、ここまでは市岡やパプを入れて3番でプレーすることが多いです。昨シーズン在籍していた名古屋と戦った時はカミングスの得点以上に、カミングスのところから得点を奪いました。おまけにファウルトラブルにも陥ってくれました(2試合で9ファウル)。北海道は外国籍選手3人がまんべんなく試合に出ていますが、今回もカミングスが出てきたらこれでいいのかなと。インサイドではライアン中心にブレックスがイニシアチブを握ると思っていて、北海道のファウルも増えそうな予感もします。PnRからライアンの積極的なアタック、ディフェンスが収縮したらキックアウトしてスリーを量産できるような展開にできたら良いかなと思います。ディフェンスの時にカミングスを誰がマークするのかにも注目です。遠藤と鵤あたりかな?

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日本人プレイヤーはD-RISEから這い上がってきたこの2人を。
遠藤は今シーズン9試合で二桁得点、 昨シーズン2位だった3P成功率も41.5%と好調です。前節アルバルクとの試合では苦戦しながらも2試合ともFGが60%以上と質の高いシュートを打てています。(GAME1 7得点、GAME2 10得点)
対する多嶋も今シーズン7試合で二桁得点しており4試合連続で継続中。昨シーズンに比べるとシュートを打つ機会が多く、コントロールする役割というよりは得点を取る役割のようです。それに応えるかのように、昨シーズンからシュート成功率は10%以上も上昇。スリーに関してはここまで13.8%上昇しています。インタビューでもメンタル的に昨シーズンよりも楽になったと話していました。ただ、毎試合コンスタントにスリーを決めているのは彼だけです(成功数で平均1.0本以上決めてる日本人選手は多嶋のみ、ブレックスは4人)。徹底的にやらせないようにしたいところ。


GAME1 宇都宮 102-67 北海道

GAME1はカミングスとミークスを選択した北海道。橋本とパプはDNPでした。ブレックスはギブスがスタメン復帰でした。

ブレックスのファーストオフェンスで遠藤のスリーが決まり、そこから9-0で始まったGAME1はボールが良く回り、開始3分で14-2でブレックスペースで始まりました。日程的にキツい北海道は早めのローテーションで折茂もコートに立つ展開でしたが、1Qでブレックスは33点奪い21点差で1Q終了。2Qも変わらず高確率で決めているブレックスは橋本と山崎若手2人が躍動しました。
オールスイッチする北海道のディフェンスを逆手に取りミスマッチを付いたり、そこからスリー量産できている前半でした。ディフェンスでは辛抱強く守り、ミークスに得点を偏らせて他の選手得点を遮断しました。

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後半、北海道は市岡を入れカミングスを3番に上げました。開始すぐにスリーを決めた遠藤がその後のプレーでカミングスの足を踏んで負傷交代。ブレックスはリバウンドを改善できずでどこかフラストレーションが溜まる展開で3Q残り6分で無言のタイムアウトを取りました。北海道の前からの激しいディフェンスが出始め、ナベの余計なプレー連発で4ファウルになり安齋竜三怒りのタイムアウト。嫌な流れになりましたが、北海道のシュートが入らず助かりました。その後ブレックスは橋本、鵤、喜多川の得点で流れを切り3Qもリードして4Qに。ブレックスは最後まで外国籍選手を休ませながら『on1』で戦い、ナベも汚名返上の働きを見せ、ベンチメンバーで46得点したブレックスが100点ゲームの完勝です!途中点差が開いたことで集中力が抜けたようなプレーやライアンには珍しい荒いプレーが見られましたが、最後には立て直しましたね。

1Qの10分間で試合が決まってしまったような印象がありますし、フィフティ・フィフティのボールがブレックスの方に転んできた印象もあります。実際に1Qの33得点は今シーズン最多で12失点も今シーズン最少。29アシストも今シーズン最多とボールが良く回りましたし、二桁得点も今シーズン最多タイの6人とオフェンスは素晴らしかったです。FGが59.4%、3Pを加味したeFG%は68.8%とこちらも今シーズン最高の確率でした!良くシュートが入りましたし、日程のアドバンテージも感じる内容ではありました。
ですが、北海道にオフェンスリバウンド取られすぎてセカンドチャンスを与えてしまったところは要改善ですかね。どちらも今シーズン最多でやられています。
遠藤が恐らく出れないGAME2どうなるか楽しみです。

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BOXSCORE

ハイライト

ゲームレポート


GAME2 宇都宮 84-70 北海道

北海道は外国籍選手は変わらず。スターティング5に市岡を起用しカミングス3番起用でスタート、多嶋と松島のダブルガードでスタート。一方のブレックスはGAME1で負傷交代した遠藤に変わり、喜多川修平が今シーズン初のスタメンに。

開始4分で北海道のスリーが2本決まり、前日圧倒していたミークスのインサイドの強さで、北海道がリードする展開。得点は少なかったですがカミングスがペネトレイトすることにより良くボールが回りました。北海道のディフェンスはオールスイッチしていた前日とは違い、基本的にはビッグマンとガードはスイッチせずファイトオーバーでそのままついていく。ガード陣のハードワークとローテーションの良さ、インサイドにサイズを持たせた北海道のディフェンスが効いていました。明らかに北海道のディフェンス強度が違い、シュートタッチも良かったです。
ブレックスは1Qで前半のタイムアウトを使い切りるような苦しい展開で、北海道のディフェンスに対してオープンショットが打てず。2Qからペイントアタックが増えてフリースローで繋ぎました。完全に北海道ペースの前半で、ブレックスの13点ビハインドで前半終了。ディフェンスとリバウンドは要改善で、ペイントアタックが増えればアウトサイドも自ずと空いてくるので、攻め続けるしかないなという感想でした。

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後半はペイントアタック持ち味の鵤がスタートから起用。
北海道は開始1分で市岡が4ファウルに。これが非常に大きかったと思います。ブレックスのディフェンス強度も上がり、トランジションから比江島のスリーも出てブレックスペースに。北海道はボールが回らなくなり、戦術ミークスから戦術カミングスに変え得点を重ねますが、一度掴んだ流れは離さないブレックスはナベのコーナースリーで3Q残り2分半で逆転。3Q終わりの山崎のスリー、4Q最初の3本目のナベのスリーを含む10-0のランで一気に走りました。ブレックスのディフェンスの強度は変わらず、GAME1 のようなオフェンスの流動性もできました。アタックすることって大事です。
対する北海道はこの状況からオフェンスもディフェンスも立て直すことができず、戦術カミングスも4Q鳴りを潜めました。
結果84-70、最大15点差を捲くって15点差の勝利です。やっぱりディフェンス頑張らないとだめですよね。最低な前半と最高の後半といいますか、前半の32得点は今シーズン2番目に少ない得点でしたが、後半の52得点は今シーズン最多でした。

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BOXSCORE

ハイライト

ゲームレポート


北海道戦の雑感

GAME1は特に言うことなし。キックアウトからスリー量産して今シーズン初の100点ゲームで完勝。理想の試合展開でした。GAME2に関してはよく捲くった試合だったと思います。
北海道との2試合で個人的に良かったと思っているのは比江島。2試合とも今シーズン最多の15得点でeFG%が80%オーバーと質の高いシュートが健在でした。福山雅治風に熱唱できましたし言うことなしでしょう。マイクの持ち方が独特です。

GAME2のスタッツの話

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▲GAME2 前半と後半のスタッツ
ここまで前半と後半が両極端な試合ってあるのかな?と思ってしまうくらい別の試合になったのでまとめてみた。どこから触れればいいのかわからないレベルで違いすぎる。ディフェンスあってのオフェンスですね。

北海道戦2試合の影のMVPは山崎
個人的に北海道との2試合で影のMVPは山崎だと思っています。
GAME1ではスリー2本を含む12得点でヒーローインタビューにも選ばれました。この試合は100点ゲームをするくらい余裕がありましたし、2Q登場してすぐに得点したことで気分良くプレーできたのかもしれません。
GAME2後半劣勢の中で出番を貰ったのはブレックスの激しいプレッシャーディフェンスを体現するため。実際、前半で11得点していた多嶋にマッチアップし前線からプレッシャーをかけ、オフボールでも簡単にボールを触らせずに多嶋の得点をシャットアウト。無得点に抑えました。ルーズボールからカミングスにアンドワンを与えてしまったシーンはありましたが、3Q終盤に貴重なスリーも沈めています。山崎の働きは数字にも現れていて、山崎がプレーしている時間帯の得点が+16とライアンと比江島に次ぐ数字でした。プレータイム自体は12分ほどですが、山崎の貢献がGAME2の勝利に近づけていたと言っても過言ではないと思います。これを今後も継続できるか?継続できれば出番は増えると思うので楽しみです。

北海道の感想
正直に言うと東地区にいるのでCS進出は厳しいのかなと思います。カミングスからの連携とスリーの確率の低い部分はやはり気になります。後者は開幕前から気になっていましたが。ただ、インサイドの強さは予想以上に強力でしたし、多嶋が乗り出すと北海道のオフェンス力もぐっと引き上がるので非常に厄介です。なので、多嶋を抑えた山崎の働きは大きかったわけです。橋本がいればここまで大崩れしなかったのか?と言われればわかりませんが、もう一枚アウトサイドから得点できる日本人選手がいればと思ってしまいます。これも開幕前から思ってましたが。ただ、ここまで出番が少なかった折茂をコートで見れたのは良かったですし、もっと見たいですよね。スクリーンの使い方は本当に絶妙です。レギュラーシーズン最終戦がきたえーるの北海道vsブレックスなので遠征も考え中です。すすきの行きたい。CSもあるし、横アリもあるから、お金がああああぁぁぁ。


第8節の試合結果

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第9節の結果はこんな感じ。気になるトピックは以下の通り。

レイクスが3P成功数新記録の20本を決め勝利
滋賀vs富山のGAME1で滋賀が20本のスリーを決め勝利!昨シーズン記録した18本のリーグ記録を自ら更新しました。特に狩野がキャリアハイのスリー10本成功の32得点。本当によく入りました、お祭りでしたね。滋賀は40本スリーを打って20本成功。(2Pは9/26)対する富山はスリーが1本のみ。スリーの得点が60-3にも関わらず試合としては10点差。おもしろいものです。
GAME2も勢いそのままにスリー16本決まり滋賀が今シーズン初の連勝!スリーポイントの恐怖や〜!そんな滋賀ですが、この2試合は古巣復帰のブラッキンズを起用。そして、ローズはGAME2の翌日契約解除となりましたとさ。(追記:ローズのInstagramを見たらKBLの古巣復帰がきまったようです。早すぎ)

鈴木HCダービーは島根が連勝
もしかすると島根が連勝すると思っていた人は少なかったんじゃないでしょうか?そんなワタシも1勝1敗かなと予想していました。両試合とも島根は外国籍選手が素晴らしく、一貫したディフェンスマインドは素晴らしかったです。勝ちに値するパフォーマンスを見せていたと思います。
一方の三河は6連敗。GAME2金丸の怪我も痛かったと思いますが、結構危機的かなと。三河のリプ欄が荒れてきました。見ないでください。短く論理的に6連敗の理由を説明しようと思います。
①外国籍選手の得点で圧倒されている
6連敗中外国籍選手の得点で上回ったのは渋谷とのGAME2での1試合のみ。ただ、上回ったと言っても+1のみ。ガードナーが圧倒的な存在と見られていますが、実は外国籍選手の得点で6試合で-81得点、6試合平均で-13.5得点と相手の外国籍選手にやられています。ガードナーで圧倒できていないわけです。
②スリーやられすぎ
三河ブースターの方が「オープンでスリー打たれすぎだろ」と言っていたので調べてみました。実際6連敗中に三河のスリーが相手を上回ったことはありませんでした。6試合平均で10本相手に決められてるわけです。三河が決めたのは6試合平均で4.5本。うん、やられすぎです。

三河を見ると改めてディフェンスって重要ですね。ここまで来ちゃったんだから、ガードナー外してオトゥーレとグラッドネスにしてBlocker Moverでひたすら金丸と岡田くんと川村にシュート打たせまくった方がうまく回る気がしてきました。普通に見たい。絶対やらないだろうけど。という第三者の戯言でした。


ブレックス今週の試合

今週は11月唯一のアウェイでの試合で、相手は昨シーズンの中地区王者、新潟アルビレックスBBとの対戦です。開幕スタートダッシュに失敗した新潟でしたが、徐々に立て直しつつあります。11月に入り西地区首位だった名古屋をホームで一蹴し、翌週快進撃が続く渋谷相手にもアウェイで1勝1敗。ただ、渋谷とのGAME2で今村が負傷交代してしまいました。うちの遠藤もですが、早期の回復を願うばかりです。11月に入り3勝1敗で侮れない相手ですが連勝を伸ばしたいところです。


おわりに

ということで終わりです。しばらくプレビュー部分先出しでやってみようと思います。ご意見ありましたコメントお待ちしております〜。


おまけ

本日のお昼にオールスターのファン投票中間発表がありました!
ブレックスが入るB.BLACKの上位5名は以下の通りです!

B.BLACK
PG/SG
1. 18828票 折茂 武彦(レバンガ北海道)
2. 17918票 比江島 慎(宇都宮ブレックス)

-
3. 16083票 田中 大貴(アルバルク東京)
4. 13288票 田臥 勇太(宇都宮ブレックス)
5. 11335票 多嶋 朝飛(レバンガ北海道)

7. 11223票 渡邉 裕規(宇都宮ブレックス)
9. 9465票 遠藤 祐亮(宇都宮ブレックス)

SF/PF/C
1. 22258票 ライアン・ロシター(宇都宮ブレックス)
2. 20299票 竹内 譲次(アルバルク東京)
3. 19399票 ジェフ・ギブス(宇都宮ブレックス)

-
4. 16316票 須田 侑太郎(アルバルク東京)
5. 16265票 竹内 公輔(宇都宮ブレックス)

中間発表はこんな感じです。投票期限は11月25日(月)23:59まで。皆さん死ぬ気で投票しましょう!なんだかんだでブレックスからはたくさん選ばれそうな気がしますけど、個人的には遠藤は選ばれて欲しいなと。昨シーズンベスト5に入ってるのでリーグ推薦で出れるんじゃないかと思いながらも、スタメンで昨シーズンのような状態だとバランスとって選ばれないのかもと思ったり。ナベは最悪最後のSNS投票で選ばれるっしょと思ってます笑
ポジションの縛り無くせばいいのに〜


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