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デジタル・トランスフォーメーション

あんたはデジタル・トランスフォーメーション(DX)って言葉、聞いた時あるかい?

おいおい、なんだよ。
また訳わかんねぇ単語が増えんのかよって思ったあんた!
(´・ω・`)人(´・ω・`)ナカーマ

ところがだよ。この言葉が指し示しているものってやつを調べてみると、なんつーか、世の中の変化スピードに対応するためにはコレしか無いんじゃね?って思えるくらいのことが詰め込まれているんだよ。

今回は、このデジタル・トランスフォーメーションって言葉と具体例を掘り起こしてみようって回だ。

オッサンが必死に時代について行こうとするあがきってやつに付き合ってくれよな。

デジタル・トランスフォーメーションってなんだ?

まずは言葉の意味からだよな。

例によってわかんなかったらWikipedia先生に聞いとけってことで、調べてみた。

デジタルトランスフォーメーション(英: Digital transformation; DX)とは、「ITの浸透が、人々の生活をあらゆる面でより良い方向に変化させる」という概念である。
出典:Wikipedia

なんだかわかったようなわからないような定義だな。

つまりITでみんなでしあわせになろうよって感じか?
んなのあたりめーじゃん?

多分、その続きの説明のがしっくり来るかもしれない。

ビジネス用語としては定義・解釈が多義的ではあるものの、おおむね「企業がテクノロジーを利用して事業の業績や対象範囲を根底から変化させる」という意味合いで用いられる。
出典:Wikipedia

なるほど「根底から変化させる」と来たね。
つまりITを使って企業が生まれ変わることって感じか。

具体的なデジタル・トランスフォーメーション

まあ、言葉の定義はわかったよ。
じゃあ具体的にはどんなのがあるんだって、あんたも思うよな。

例えばこんなのがある。

このサイトはスタートアップをする企業に対するインタビューをフォームで行うことで、インタビュー記事を自動生成するって仕組みを採用している。

出来上がる記事はこんな感じらしい。

まあまあ、インタビューに答える側の力量ってやつに左右されそうだけれども、この試みはスタートアップというコストをほぼかけられないけれども、知ってもらいたいというニーズに対する、一つの形だよな。

で、このサービスのどのへんがデジタル・トランスフォーメーションかって話だが、まず記事作成にかかる時間がベラボーに減っているってことらしい。
もともとインタビュー記事を作るのに120分はかかっちまっていたらしいんだけれど、この仕組みによって一つのインタビュー記事作成にかける労力は5分になったってんだよ。
これぞ大改革ってもんだよな。

人的労力が減るので、このサービスを利用するためのコストも極限まで抑えられる。まさに変革ってやつだ。

Amazon Goは日本の小売業の黒船になるかもしれない

もうちっとメジャーどころのデジタル・トランスフォーメーション事例としてAmazon Goが挙げられるかもね。

Amazon Goって単語くらいはあんたも聞いた時あるかもしれないね。

ざっくり言えば、「レジがないコンビニ」だ。

Amazon Goでの買い物は事前にアプリを携帯に入れておいて、入口でスキャンする。
そうすると、お店にあんたが入ったことをシステムが認識して、画像解析であんたがどの商品をどんだけ手にしたかをリアルタイムに把握して、そのままお店を出たら、持ち出した商品分だけの請求が自動でされるって仕組みだ。

コレすごくね?
買い物って行為の概念がずらされたような感覚があるよね。

レジって概念が無いからレジ要員を確保する必要がないし、ヒトが買い物した内容、時間、なんなら棚から一回とった商品を戻した率とかありとあらゆるデータが根こそぎゲットできる。

POSレジではレジ打ち担当さんが男女・年代位を入力することはあるかもしれないけれど、コンビニみたいにレジ会計にスピードを求められるところでは、そんな余分な情報を入れている余裕なんて無い。

Amazon Goは画像解析で購買行動そのものをデータ化するので、「あ、このヒトデザートを一回棚に戻したけど、もっかいとってったね」とか把握される。
それがわかっていれば、そのヒトに向けて低カロリースイーツのプロモーションを個別にかけられるじゃんか。

で、こっからがおっかないところだ。
このAmazon Goの仕組み。Amazonは外販しようとしているらしい。

今まではPOSって形でレジを導入して、セルフレジによる会計等でしのぎを削っていた日本の流通システム業界は、この仕組みで一掃されかねない。

しかもそれを展開するのがAmazonだ。
多分、AmazonはこのAmazon Goの仕組みで儲けようと思ってない。

そこで集まるデータが目的のはずだ。

アメリカはもとより、世界中でこの仕組みが採用された時、Amazonはリアル購買データというロンギヌスの槍を手に入れることだろう

これぞデジタル・トランスフォーメーションってやつだよな。

なあ、あんたはどう思う?

この変革の波に俺たちはどうやって乗っていけば良いんだろう?

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