第2章 オンラインサロン・「新世界」を読む
ようこそ「新世界」の世界へ。
この記事はお笑いコンビキングコングの西野亮廣さんの著書「新世界」をその章立てごとに読み解くことで、より「新世界」という作品をあんたに楽しんでもらうための記事だ。
今回は13回目。「第2章 オンラインサロン」の章を読み解いていこう。
目次はこちらね。
エンタメを仕事にするということ
あんたは、エンタメってやつを仕事にしているやつと話をしたことがあるかい?
ここで言うエンタメってのはすごく意味の幅が大きい。俺の場合は、友人がゲーム会社で仕事をしているってのがあって、たまにどうやって仕事をしているのかを聞く機会がある。
ゲーム会社と言うと、あんたはどういうイメージをするかな?
ものすごいアイディアマンがたくさんいて、面白いゲームを作るってイメージかも知れないな。
ある意味「あたり」なんだが、その全てのアイディアマンのアイディアを採用しているわけじゃない。当たり前だよな。
組織として「こうやって面白いゲームを作る」って計画を立てて、その計画に沿って、信じられないくらいの多くの人が様々な作業をこなしていく。
途中で計画の是正を余儀なくされることも多い。特に、「これでは面白くならない」とわかった日には、大幅な計画修正をすることもある。
そうなると、今までの作業は水の泡。最初からやり直しなんてこともあるらしい。
それほど「面白い」ってものに価値をおいているってわけだな。
でも「面白い」ってのを突き詰めようとしても、うまくいかないこともある。
やりたいことを実現するための予算が不足していたりしてな。
計画段階で、予算不足がわかっていれば、まだいい。
プロジェクトが始まってしまっていて、ものづくりが進行しているにもかかわらず予算オーバーとなった場合、最悪協力してくれていたメンバーの仕事を切って、なんとかプロジェクトを着地させるしかなくなる。
そうなると、昨日まで一緒に仕事していたメンバーの仕事を奪って、その時点で精算するなんてことも起きる。
昨日までの仲間が突然解雇されるようなもんだ。
まあ、これはエンタメに限った話じゃないかもな。
日本は「お金」を中心に動いている資本主義社会だ。
何をするにしても「お金」の問題はついて回る。これは厳然とした事実なんだよな。
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