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オモロイのエッセンス

あんたのオモロイことってなんだい?

俺たちの住んでいる今という時代には星の数ほどの娯楽にあふれている。
コンテンツに関わる娯楽だけでも、映画にオンデマンド配信。漫画にアニメにJ-Pops。

ありとあらゆるコンテンツが俺たちに娯楽を与えてくれている。

それでも俺たちは日々思う。「なんかオモロイことないかなぁ」ってさ。

でもちっと待てよ?
俺たちは何が「オモロイ」って思っているんだって話だ。

改めてそう考えてみると、自分自身にとっての「オモロイ」ってことがどういうことなのかってやつを言葉にすることって、結構難易度が高い。

今回は、その難易度高めの「オモロイ」を言葉にしようとあがいてみようって回だ。
いや、惨敗するかも知れないけれど、そしたらあんたが続きを頼むぜ!

物語のオモロさ

まあ、まずはオモロイって思ったことの具体例を挙げてみることから始めてみようか。

俺がオモロイって思うものの代表格といえば、なんかの物語だと思う。
ガンダムも好きだし、宇宙戦艦ヤマトも好きだ。
クトゥルフ神話も好きだし、栗本薫さんのレダも好きだ。
半沢直樹も好きだし、彼方のアストラはものすごく良く出来ていた。

これらに共通点ってやつがあるのか?

まあ、ガンダムで「オモロイ」って思う感覚と半沢直樹の「オモロイ」って感覚は全然共通点が無いようにも思える。
方や10代の少年少女たちが戦争に巻き込まれながらも、敵味方含めて共感を得て、最終的に生き残るって話だし、方や筋が通らない組織に対して強引とも言える方法を含めて筋を通すという物語だ。

色々と共通点を考えまくってみたが、どうもこれって言うものにたどり着かない。
あえて言うなら「敵」とそれを「超える」ってところにカタルシスを得ているのかも知れない。

でもそれだとクトゥルフ神話の物語が好きな理由がわからない。
クトゥルフ神話は読んだことのあるあんたなら分かると思うが、基本的に主人公たちは出てくる化け物たちにやられっぱだ。

っていうか、クトゥルフの神々に一矢報いるなんてデキッコナイス。

なんなんだろうなぁ?って考えてみて、ようやく一つの答えにたどり着いた。

俺は「人がもがき苦しむように取り組んでいる」って姿が好きなんだ。

主人公たちが何かに思い悩んでいることが好き。
必ずしも乗り越えなくてもいいらしい。

ううん、我ながらちっと曲がってる?

世の中の「オモロイ」こと

そういう意味で考えると、世の中のニュースとかでも俺がオモロイと思うことって、そんな「人がもがき苦しむように取り組んでいる」って姿なのかもしれない。

例えばオリエンタルラジオの中田敦彦さんのエクストリーム授業の動画とかでも、結構そのあたりの「人がもがき苦しむように取り組んでいる」って歴史の話とかが好きだ。

こんなのとかね。

要するに頑張っている人を見ているのが好きってことなんだろう。

「努力」はコンテンツになるのか?

俺みたいに人の努力をする姿に魅力を感じるやつらってどのくらいいるんだろうな?

なんとなくだけれど、日本人って「努力」好きだよな?

ジャンプがなんとかこの漫画業界で上位で過ごせているのは「友情」「努力」「勝利」をキーワードとして祀っているからだよな。

まあ、俺の場合は「勝利」は必ずしも必要じゃないようだけれど。

例えば、今、ラグビー・ワールドカップでの日本チームの活躍で心を踊らせていた奴らは多いような気がする。
たしかに、あの重戦車のような突進や華麗なパスワーク、相手の裏をつくステップとか、個々の場面での「すげぇ!」は俺たちを魅了してやまない。

でも、それよりも、その各々の場面を作り上げているのは、そこにいる選手たちの努力の積み上げだってことは、火を見るより明らかだよな。

だとしたら、あのラグビー選手たちの日々の努力なんてのがコンテンツになっていたら、絶対オモロイはずだよな。

どんな思いで、ラグビーっていうマイナーな競技に人生の時間=自分の命を捧げているのか。

って思ってたら、そうかこれがあったか。

うん、たしかにオモロかったよこれ。

さて、あんたはどうだい?

あんたの「オモロイ」のエッセンス。言葉にできそうかい?

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