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ニュースを色分けして見ること

あんたはテレビのバラエティー番組って見ているかい?

我が家はどうもテレビで移される映像がHuluだったりアマゾンプライムビデオだったりで占められることが多くなってきた。

子供とオンデマンド映像の組み合わせってなるとそうなっちまうよなぁ。

で、そんな中で毎週欠かさずに見ているバラエティー番組がある。
世界の果てまでイッテQだ。

毎回、俺にとって普通の笑いってやつを提供してくれる番組を家族して楽しみに見ている。

ところが、そんなイッテQに対してあるニュースが舞い込んできた。

今回はそのニュースについて考えてみようって回だ。

ちっと根が深いかもしれないけれど、付き合ってくれよな。

俺のアンテナに引っかかってきたニュース

今回、俺の低めのアンテナに引っかかってきたニュースがコレだ。

どうも、いとうあさこさんが昔ロケで行っていたお尻パーカッションの再放送が成されて、それに対してネット民が炎上しているってニュースらしい。

この間の鬼滅の刃のニュースの件もあったから、「ホントか?」って調べてみたんだよね。

ここで「気持ち悪がる視聴者が続出した」ってんだけれど、それって炎上って言うんだっけ?

まず、その「気持ち悪がる視聴者」ってどこでどうやって調べたんだろう?

試しにyahooリアルタイム検索で調べてみた。

キーワードは「お尻パーカッション」ね。

で、見てみると確かに如何なものかって意見もあるけれど「息ができなくなるくらいに笑った」とか「お尻パーカッションバカバカしすぎて爆笑」だとか好意的な意見も批判的な意見より多く見られた。

とても「炎上」って感じには見えないんだよな。

ニュースのネタ元を調べようとしてみる

リンク先のニュースの元ニュースはまいじつというニュースサイトからの転載ってことらしい。

まいじつのサイトにはこんなことが書いてある。

まいじつのコンテンツは、総合週刊誌「週刊実話」を刊行する株式会社日本ジャーナル出版または情報提供者に帰属しています。広告出稿などの運営は、INCLUSIVE株式会社が行っています。INCLUSIVEは2007年4月に設立された、メディア収益化を推進する媒体構築・運用、収益化を推進するマネタイズを一括で推進する「メディア・マネタイズエージェンシー」です。
出典:まいじつ

週刊実話はいわゆる週刊誌だね。業界第五位の週刊誌らしい。

要するに、いわゆるタブロイド紙の取材がネタ元ってことなんだね。
で、それを「メディア収益化を推進する媒体構築・運用、収益化を推進するマネタイズを一括で推進する」会社が運用しているってわけだ。

はは~ん、なるほど。
だとすれば、このニュースは事実かどうかよりも、「読者がどんだけ反応するか」に重きをおいているニュースってことなわけだ。

読者が反応するニュース

ほとんどテレビを見なくなった我が家ですら見るバラエティー番組であるイッテQ。
それがどれだけのヒトに認知されているかってのは想像に難くない。

その認知度にあやかって、番組のコーナーの一つを取り上げることで、俺たち読者の反応をゲットするってのが今回のこのニュースの実態なのかもしれない。

実際、「イッテQ お尻パーカッション」で引っかかってくるサイトってほとんどニュースサイトで、個人のブログは引っかかってこなかった。

今や「炎上」や「誹謗中傷」ってキーワードはニュースサイトの生命線なのかもしれない。
確かにそのキーワードに俺たち自身も踊らされている感覚ってあるじゃんか?

俺はこんな感じの「反応を求めるニュース」の存在を如何なものかって言っているわけじゃなくて、「そう言うニュースは事実の一部を取り上げている」って認識を俺たちは持った上でニュースを消費していく必要があるんじゃないかって思うんだよね。

まあ、ニュースなんて多かれ少なかれ「事実の一部」を取り上げざるを得ないんだけれど、「反応を求めるニュース」はその一部っぷりが結構狭いってのが今回のニュースを調べてみた印象だった。

なあ、あんたはどう思う?

俺たちは、そんな一部の事実を取り上げたニュースをきちんと分類することって出来ると思うかい?

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