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ニジェールのクーデター

あんたはアフリカのニジェールで軍事クーデターが起きたってニュース見たかい?

なに?そもそもニジェールってどこだって?
うん、俺もよく知らんかったんで調べてみた。

アフリカのど真ん中って感じの国なんだな。

国土のほとんどがサハラ砂漠なんだね。
で、この国で軍事クーデターが起きたらしい。

なんか大統領警護隊が大統領を拘束したんだと。

なんつーか世も末って感じだよな。
大統領を守る役目のヒトが大統領を拘束したってか。

で、なんでアフリカの真ん中辺りの国の軍事クーデターがワリカシ大きめに取り上げられているかってことだよな。

ぶっちゃけアフリカってあっちこっちで内紛やら戦争やらやっている感じだもんな。

どうもこのニジェールって国の拘束された大統領ってのは、いわゆる西側諸国に近い立場をとっていたらしいんだよな。

だけれども国民の多くがイスラム教徒ってんで、国民の中で不満が起きていたってのもあるらしい。

まあ、このあたりはそうシンプルな話でもないんだろうけれどさ。

今回はこのニジェールで起きたクーデターについて眺めてみる回だ。

まあ、ニジェールという国のことをほぼ知らないオッサンの想像に付き合ってくれよな。

ニジェールという国

まずはニジェールという国がどんな国なんかってことからだよな。

何か調べてみると人間開発指数なる数字があるんだそうだが、その数字調査対象189カ国中最下位らしい。

平均余命、識字、教育、所得で算定される指数なんだそうだ。ははぁん。

そこを聞くとまあ、厳しい状況に置かれている国ってことなんだな。
確かに内陸国だから、船舶による大量物資の輸出入も出来ないし、そもそも国土のほとんどがサハラ砂漠だってんだから、厳しくもならあな。

国民の8割が農業に携わるも、耕作可能地は国土の1割くらいなんだそうだ。
乳幼児死亡率も4.8%くらいで世界の中でも高水準に分類されるらしい。

西側諸国がこのクーデターを意識する意味

そんな悲惨と言って良い国の政権についてアメリカを始めとする西側諸国が意識するのはなぜか?

どうも、このニジェールって国、ウラン埋蔵量がエグいらしい。
世界で5位らしいぜ。

そのウランを巡ってフランス、中国、カナダ等が採掘権を得て新たな鉱山の開発を進めてたらしい。

そこに来てのクーデター。
クーデターではロシア国旗を掲げてたヒトもいたそうだ。
こいつは穏やかじゃない。

短絡的に考えるもんじゃないとは思うけれど、核兵器の使用をロシアはちらつかせているわけだしね。

ニジェールの治安

クーデターによって政権がぐらついたことによって、ウラン鉱山の開発は一時的かも知らんけれど中止せざるを得ないはずだ。

ニジェールは周辺国家に比較するとワリカシ治安上安定していたらしいからなおのこと、この治安悪化ってのは事業継続が難しくなるはずだ。

それすなわち、現地のヒトの雇用環境が破壊されることを意味する。

当然治安は負のスパイラルに突っ込むわけだ。
状況を国民に説明して治安を維持しようにも識字率も教育も低い状況では言葉を通すこともままならないだろうし。

想像に過ぎないけれど、外貨獲得という意味ではウラン鉱山開発ってのはめちゃくちゃデカい物があると思うんだ。

当然、国としてはその外貨を失う訳にはいかない。

で、クーデターではロシア国旗を掲げているヒトがいた。

つまり、裏でロシアが動いていたって意味だよな。
いや、詳細がわからんので、裏というか公然と行われていたのかも知らんけれどね。

そりゃあ西側諸国としても色めきだつわな。

立てて加えて隣国のリビア、アルジェリア何かの治安悪化にもつながるなんてのは想像に難くない。
そうなったら治安悪化は地中海に達するってことになる。

そうなったら西ヨーロッパとしては、元々怪しい治安を抱えている国が明確に喉元にナイフを突き出してきているようなもんだもんな。

なあ、あんたはどう思う?

情報のつながりという意味で世界の広さがどんどん狭くなっている中で、日本はニジェールのクーデターをどう捉えるのが良いんだろうな?

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