プリゴジンさんの命の意味
あんたもプリゴジンさんが亡くなられたかもしれないってニュース見たかい?
なんでもプライベートジェットが墜落しちゃったって報道だけれども、墜落の原因はまだ表向きにはなっていない。
たぶん暗殺なんて話はいっぱい出てくるんだろう。
アメリカの分析でも出てきてるっぽいしね。
今回はプリゴジンさんがお亡くなりになったと言うのが事実だと仮定して、今後の世の中の動きみたいなものを想像してみる回だ。
まあ、仮定に次ぐ仮定にすぎないからそんなに意味があることじゃないかもしれないけれど、想像はしておこうぜ。
プリゴジンさんという人物
正直、この一連のウクライナ戦争のことがなければプリゴジンさんという人物を俺が知ることは無かったと思う。
いや知るって言うとおこがましいな。
名前を聞くことも無かったと思う。
いつものWikipedia先生に聞いてみると、相当特殊な人物に見えるんだよね。
若者の頃に窃盗や強盗で有罪判決や実刑を受けて20歳から9年間も服役しているのに、実業家としてケータリングから職業軍人まで束ねると言う実績を残している。
個人資産1兆円なんて話もあるらしいね。
ホントの意味でのマルチタレントってやつだった御仁に見える。
だって29歳から何かをすることで資産1兆円なんてこさえられたヒトを俺は知らないからね。
有能であることは疑いの余地がないと思うんだ。
で、その上で思う。
なんでそんな資産を手に入れながら自分の命を天秤にかけるようなことを続けていたのかってさ。
だってそうだろう?
全資産がルーブル建てで構築されているとは思えないし、その気になれば世界中どこででも遊んで暮らせる状況にあったわけだ。
それでもプリゴジンさんは「戦争」を選んだ。
これさ。
もしかしたらプリゴジンさんという人物がどうのこうのってより、ヒトと言う生き物が持っている性質ってことなんかな?
戦争……いや戦闘と言う究極のマウントを取ると言う行為。
その魅力にヒトは抗えないと言うことなのか?
ワグネルと言う組織
で、プリゴジンさんがお亡くなりになったとすると、ワグネルという組織がどういう風になっていくのかってのが気になるよな。
何しろ構成員5万人の内、4万人が受刑者だって話もある。
つまりは、この4万人の受刑者のヒトのタガが外れるって話になりかねないなんてのは想像に難くない。
もちろん、組織構造ってのがあるだろうから、4万人が一斉に暴徒に成り果てるなんてことは考えにくいとは思うけれど、ある種の「抑え」が外れたってのはあると思うんだよな。
アフリカを中心に活動しているってのが現状らしいけれども、そもそも戦場での活動をする武装集団が、そのコントロールの源であるトップのプリゴジンさんを失う意味ってのは結構エグいものがある気がするよな。
そもそもワグネルに属しているヒトが戦争犯罪的な略奪やら強姦やらってのをしているなんて話もあった。
そんな組織がトップを失ったら何を始めてしまうのか。
もうさ。
想像するのもおぞましい何かが起きちまいそうじゃんか。
プリゴジンさんが亡くなること
で、プリゴジンさんがお亡くなりになることでメリットを受けるのは誰なんだろうな?
まずもってプーチンさんが思い浮かぶわけだけれど、これはちょっと俺としては懐疑的だ。
プーチンさんはロシアの国土を守ると言う名目でウクライナもジョージアもアゼルバイジャンも侵攻している。
その多くにワグネルと言う「政府に厳密には属していない」組織を使っている。
つまりはプーチンさんにとってワグネルと言うのは体の良い防壁になっていたわけだ。「ロシアがオフィシャルにあーだこーだしているわけじゃないですよ」ってことに出来るしね。
で、その組織というか荒くれ者集団を束ねてくれているプリゴジンさんは存在価値があったと思うんだよ。プーチンさんにとって。
じゃあ、誰にとって得なのか?
まあ、アメリカだよな。
もしか中国かもしらん。
日本?岸田さんにそんな度胸ないし、そんな戦略性を提案する周辺人物もいないだろう。
何れにせよ、そんなことがオフィシャルになることはありえない。
プリゴジンさんのプライベートジェット墜落はあくまで「事故」として処理されることになるんだろうな。
もしくはウォール・ストリート・ジャーナルのような暗殺説みたいなニュースでガス抜きをしていく感じかもな。
なあ、あんたはどう思う?
プリゴジンさんの命は何に捧げられたんだろう?
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