移民を取り巻く環境を考える
あんたは日本が移民を受け入れるって方向性について考える事があるかい?
2019年に外国人労働者の受け入れに関する改正法が施行されて、外国の方が日本に来て働く前提が緩和された。
その後、流行り病の影響で外国からヒトが事実上新たには日本以外のヒトは来られない状況になったけれども、それもその内に元通りまではいかないかもしれないけれど緩和されると思うんだよね。
そうなってくると、やっぱりこの移民と呼ばれるヒトが増える事による変化について考えておかないといけないってことだ。
今回は移民について考えてみる回だ。
仕事を始めとする様々な状況について、ちっと想像してみようぜ。
移民って何か
まずは最初に言葉からだよな。
移民って一言で言うけれど、どういうヒトのことを指すんだろう?
困ったときのwikipedia先生なわけだけれども、これによると意外にも国際的に合意された移民の定義って無いんだそうだ。
ほほう。そうなんか。
その中でも、よく引用される文言としてはこんなのがあるらしい。
どうも国連事務総長報告書に記載されている言葉らしい。
なるほど。ポイントは12ヶ月なんだね。
調べてみると技能実習生の場合は最長5年。
特定技能者に至っては永住者になれるってことらしい。
こう見ると技能実習生の場合ですでに移民なんだね。
特定技能2号の家族
この特定技能者の中で2号とされるヒトたちのうち、「建設業」「造船・舶用工業」に従事しているヒトの場合は家族の帯同が認められているんだそうだ。
家族ってのは直接の婚姻者と子までってことらしい。
条件は2つ。
婚姻関係を結んでいること
扶養されていること
はは~ん。
これ、奥さんだか旦那さんだかの扶養されているヒトはおいそれと働けないパターンだ。
外国人労働者を受け入れる意図
そもそも何で外国人労働者という移民を日本は受け入れようと待ち構えているのか?
ぶっちゃけ人手不足だからだよな。
本来であれば人手不足ってことは需要があるわけだから、そのモノやサービスの値段を上げることによって売上を向上させ、その資金を使ってヒトを確保しに行くってのがセオリーだとは思う。
ところが、今の長引くデフレに加え、コストプッシュインフレが起きちまっていることで、もろに外的要因で価格を上げざるを得ない状況になり、自分たちの人員確保のための資金を調達をするためのさらなる値上げなんてのが出来ない。
そうなると必然的にコストの少ないヒトってのが求められるから、外国人労働者を受け入れましょうよって話になるってスンポーだ。
でもさ。さっきも書いた特定技能2号の家族ってのは事実上働けない。
これってさ。
なんか矛盾してないか?
外国人労働者の家族
詳細に法律に詳しいわけじゃないんだけれど、特定技能2号の家族については日本語についての能力規定は無い。
ぶっちゃけ、まるで日本語が話せないでも日本に住める。
で、その家族の子が義務教育の年代だったとして、普通の公立学校に馴染めるだろうか?
そりゃ、無理ゲーってやつだ。
言葉が通じないで馴染めるわけない。
そこでポイントになるのが義務教育ってのは親が子に義務教育を受けさせる義務ってところだ。
そして、その義務は日本人に課されている。
外国人労働者は義務教育を受けさせる義務を負ってないんだよな。
そうなってくると、馴染めない学校に子を通わせ続けることが難しいケースも出てくるだろう。
そして、義務教育という日本の文化の根っこを経験しないで育った子たちはどうなるのか?
噂に聞くだけだけれども、同じ様な境遇の子が集まってギャング化することも多いって話もある。
こいつは結構な悲劇だ。
配偶者のヒトだって日本語が話せなかったとして、事実上働くことが出来ないわけだから、そもそも日本語を話す動機が無いケースもあるかもしれない。
その閉鎖的な環境で精神を病んでしまうケースだって普通にあると思う。
なあ、あんたはどう思う?
俺たちはこのいびつな移民にまつわる環境についてどう考えていけば良いんだろう?
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