物語が俺にくれたもの
好きな物語、あんたにはあるかい?
当然、俺にはある。いっぱいありすぎて何が何だかわからないくらいだ。
オッサンの必修1単位であるガンダムはもちろんのこと、宇宙戦艦ヤマトにエヴァンゲリオン、エウレカセブンにうしおととら。
ううむ、全部アニメだなw。
小説なら、前にも紹介した栗本薫さんのレダに、マイケル・ムアコックさんのエルリック・サーガ。
ラブクラフトさんのクトゥルー神話シリーズ。池井戸潤さんの半沢直樹シリーズ。
どれもこれも俺の中に確かな足跡を残している。
今日は、俺の好きな物語が俺にどんな足跡を残しているかっていう話。
ガンダムについては、オッサンの必修1単位なので、多くのオッサンが各々の理解をしているこったろう。
ごく最近ならガンダムユニコーンのマリーダ・クルスというキャラクターが居る。
その女性は人の好き勝手で戦闘に特化された強化人間として生み出され、そして活用できなくなると判断されると共に世の中に捨てられた。
人が人にすてられる。そのことに涙が出た。
何故かって?俺の家族が同じ目にあったら俺はどうなってしまうんだろうって思ったからだ。
まあ、物語の中の話なんだから、そんなふうに現実に重ねるのはどうかと思うやつもいるとは思う。
でも、それでも俺は物語を通じて家族への愛情みたいなものを感じることが出来たわけだ。
物語の中ではマリーダは結局は生きている間の幸せを得ることは叶わなかったように見える。それでも、マリーダは笑顔で最期を迎える描写をされている。
叶うならば、家族には生きている間の幸せをできるだけ感じて欲しい。そのためにマリーダが感じたであろう幸せの断片を物語の中に求める。
今度は現実を物語に重ねる俺がいる。
そうか、俺にとって物語ってのは生きていることの一部ってことなんだろうな。
日々の生活で感じる喜びや悲しみ、怒りや苦しみと同じように物語の中に様々な感情を映し出しては自分の中に取り込んでいく。
なあ、あんたにはどんな物語がある?
もしかすると、その物語にも俺の感情が映し出されるのかもしれない。
俺たちの物語を紡ごう。
あんたの物語はどんな物語だい?
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