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GOTOキャンペーンについて考える

あんたもGO TOキャンペーンにまつわるニュースを見ているかい?

東京に関わる旅行については、キャンペーン対象外になることが突如発表されたり、新型コロナウイルスが拡大局面にある中で、なんでアクセルを踏むような政策だという指摘があったりと、非常に混乱した状況だよな。

8月には夏休みにも関わるこのキャンペーン。
実際のところ、どうなんだろう?

闇雲にイクナイって叫ぶ前に、俺たちはどういうリスクを背負っているのかってのをある程度整理していく必要があると思うんだよね。

今回は、現状の新型コロナウイルスの拡大について考えてみる回だ。

まだ何にもわかっていないこのウイルス。
俺たちはリスクを負いながらでも前に進まなきゃならないもんな。

旅行に伴うリスク

まず、旅行をするにあたって、新型コロナウイルスについてどんなリスクが有るのかって話だよな。

ちょっと調べてみると、新型コロナウイルスの治療にあたっている現役の医師の方のコメントが寄せられているニュースがあった。

このニュースの中でアメリカで新型コロナウイルスに対応している山田さんのコメントが書かれているんだよ。

山田先生:旅行でコロナにかかる可能性は、その旅行中に“感染者と濃厚接触する確率がどのくらいあるか”に尽きます。ですので、たとえば感染者が全然いない地域に、公共の交通機関を使わずに自家用車で移動し、誰にも合わないで別荘に宿泊して帰ってくるだけなら、新型コロナウイルスに感染する確率はほぼゼロに近いと言ってもいいと思います。
出典:上記ニュース

なるほど。要するにいかにして感染者との濃厚接触を避けるかがポイントなんであって、旅行そのものがまずいわけじゃないってわけだな。

となると、電車やら飛行機やらでの移動ってのはリスクが高いですよってことだね。
この公共交通機関の利用がリスクってのはなんとも皮肉なことだよな。

俺たちは都市部にコンパクトに社会的機能を集中させて、公共交通機関でその機能を接続させることで、エコな発展を遂げてきていたのに、そのエコだと思っていたものが俺たちにとってリスクになるってわけだもんな。

GO TOキャンペーンそのものの抜け穴の多さ

GO TOキャンペーンそのものも、結構な抜け漏れがある仕組みだと感じるところもある。

例えば、同じ旅行でも旅行代理店を経由して旅行を申し込むのと、個人で宿や移動手段を手配するのでは、キャンペーンで補助される金額が異なってくるってことらしい。

旅行代理店を経由しての旅行であれば、移動にかかるコストも割引対象に計上出来るのに対して、個人で手配した場合は移動にかかるコストはキャンペーン対象外になるっていうんだよ。

それだけでも「それってどうなのよ?」って思うやつだよな。

更に今回、東京都民の旅行や東京への旅行がキャンペーン対象外になったけれども、これだって抜け穴だらけだ。

まず、都民の旅行が除外されるって話も、その旅行者の現住所の確認について旅行代理店や宿が確認をすることになるってわけだが、その実行能力には疑問符が残る。

なんつっても、現住所を証明するもの、例えば運転免許証を持ち歩かないってヒトも普通にいるわけで、そうなると現住所を確認するすべがないんだよな。

仮に本人がその証明書を持ち歩いていたとしても、「持っていません」と言われたら宿や旅行代理店のヒトはぐうの音も出せないもんな。

さらに都民とそれ以外の道府県のヒトが一緒に旅行して、その支払を都民以外がする場合とか、実際にはどう運用して良いのかわからないケースもてんこ盛りだ。

なんなら、新幹線での移動先が東京じゃなきゃ良いんだろうって言うんで、新横浜で乗り継ぐなんて裏技まで出ている状況らしい。

でも、そもそも公共交通機関を使用することそのものは新型コロナウイルスの感染に対してリスクがあるわけだから、キャンペーンの仕組そのものが歪んでいるってのが実態だよな。

なあ、あんたはどう思う?

このキャンペーンは誰かを救うことが出来るんだろうか?

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