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「知識欲」の目的

あんたは学歴ってものについてどう言う印象がある?

俺の正直な印象で行くとだよ。
今の変化スピードを考えると大学とか大学院ってシステムで学びの「広さ」みたいな部分って捕まえにくい印象があるんだよな。
逆に「深さ」っていうか、今まで積み上げられた来たものを利用できるって意味では大学とか大学院ってのは最適なシステムだとも思う。

俺が社会人になった四半世紀前ですら、大学院卒業ってのはステータスとして扱われていた部分があると思う。

ただ、そのステータスってあくまで「そのシステムを使ってきました」ってものでしかないんだよな。
なんつーの?
そろばん教室通ってました的な?

ポイントはそこで「何が出来るようになったのか」なんだよな。

でも今の人材確保現場を知らんのだけれども、「学生時代に何に力を入れていましたか?」って質問が時代遅れってCMが流れてるくらいだからな。
もはや何が人事の正解なのかわかりゃしないって状況だよな。

今回は学びの意欲ってことを考えてみる回だ。

まあ、オッサンが若者の未来ってやつを考えることがあってもいいだろ?

「知識欲」と「社会奉仕力」

今回の考える切っ掛けはこの記事からもらったのよ。

いやさ。俺は理系の学校生活しか送ってなかったから文系の力とか魅力とかってことは実のところよくわかってないのよ。

まあ前にこんな記事書いて、文系の学部と職業ってのがワリカシつながっているケースが多いってのを認識はしているんだけれどね。

rikaさんの記事では大学院に行くのは「知識欲」を満たすのと「社会奉仕力」を手に入れるってことで解釈した。
あってる?

具体的にrikaさんの学んでいることでどんな「知識欲」を満たせるのかどんな「社会奉仕力」を手に入れることが出来るのかはうまいこと理解していないんだけれど、その2つを手に入れたいって感情が起きることはものすごく自然な気がする。

俺だっていつまでも「知りたい」って思うし「役に立ちたい」って感じ続けているしね。

知識欲という源泉

あ、もしか20代30代の若者がこれを読んでくれているかもしんないから言っとくが、ぶっちゃけ20代のころの知らないことの範囲よか50代の知らないことの範囲のがでっかいからな。

認識できる世界がどんどこ増えるから、知らないって世界がどんどこ増えるんだ。
いや、忘れちまって「おめえバカか」って自分を責めることも普通にあるんだけれどさ。

しかも、歳を重ねるほど周りは「知ってて当たり前」って扱いをしてくるからな。
要するに誰も積極的には教えてくれなくなる。

とは言え、普通に俺としては知識欲は残っとるわけよ。
なんならその知識がないと仕事にならんのよ。

じゃあどうする?
教えを請うわけよ。
自分よか特定分野で学びを得てきた若者に。
自分よか特定分野で学びを積み上げてきた御老体に。
そこに年齢の別け隔てもなければ、周囲の評価みたいなものもあんま関係がないと思う。

「こないだこんな仕事やってたよね?」って言って入社2年目のヒトに教えを請うこともある。
「○○さんの経験を聞かせてください」と定年退職直前のヒトに教えを請うこともある。

まあ、教えを頂いた報酬は「いずれこの借りはお返ししますよ。精神的に」とどっかで聞いたセリフでお茶を濁すわけだけどねw。

知識欲って欲望を満たすためには手段を選んじゃいられないってわけだ。

自分の価値観という物語

なんでそんな知識欲ってのがあるのか?

まあ、自分が「価値あるヒト」であるって自分に信じさせたいからだよな。

rikaさんの場合は別の理由なのかもしれない。
もっと背骨に重みを持った理由ってのがあるのかもしれない。
#伝わる

ただ、俺の場合は知識を得たいって理由はなんだって問われたら「自分で自分を認める事が出来るようになりたい」って話になってくる気がする。

そうなんだよな。

俺が俺を認めるためには知識が必要なんだ。

ここで言う知識は相手をやり込めるための知識ってんじゃないぜ?

相手を理解するための知識だ。

そう考えるとだ。
俺はあんたたちを理解するために世界を知りたいと思い続けてるってことになるのかもな。

なあ、あんたはどうだい?

あんたの知識欲はどんな目的のためにあると思う?

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