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5類分類の思惑と影響

あんたは新型コロナが2023年4月から5類に分類されるってニュース見たかい?

ついこの間、こんなことを俺は書いている。

たぶん5類に分類されると、俺らが負担する治療費ってのは爆上がりする。

それを今のような俺らの賃金が上がってない状態の中で切り替えてほんとに大丈夫かみたいなことを書いたわけだ。

亡くなってしまう方が増えてきている現状で、この判断を政府がしたのは、たぶんこれから少し先の状況で感染者数が上がっていくことが予想されているからだろうな。

なに?よく意味がわからないって?

今回はそのへんの政府の都合みたいなものを想像してみる回だ。

ちっと、政治家の頭の中を想像してみようぜ。

5類変更後の治療費

今回の2023年4月1日からの5類変更ってのは、上の記事によれば厚生労働省の専門家組織の意見を無視した形で決定されているってことらしい。

あれ?でも首相官邸では日にちは決まってないよって言ってるな。

そうか。
まだ時期についてはお茶を濁しているのか。

実際、5類に分類されると政府がワクチンや入院のコストを負担する法的根拠ってやつが失われるので、政府はコストを負担し続けるには新法の制定が必要になる。

で、たぶんその新法を作るって動きは出て来ないはずだ。

だって、対象の病気を新型コロナに限定した法律なんて、そもそも変異株が出まくっている状況に対応出来っこないからね。
それをするくらいなら現行の枠組みの中で2類のママにするって判断になるだろうからさ。

なぜ今、分類変更なのか

で、問題はなんで今、分類変更の話を出すのかってことだよな。

ワクチンの接種率ってのを眺めてみる。

これを書いている時点ではこんな感じらしい。

1回目:81.4%
2回目:80.4%
3回目:67.9%

ちなみにオミクロン対応ワクチン接種率は39.6%だそうだ。

つまり今流行している変異株にはワクチン的にはあんまり対応できてないってことだよな。

実際、身の回りにもワクチン3回打って、2回感染してなんてヒトもいる。

つまりはワクチンが効能を発揮するかどうかは結構運次第って感じにも見える。

これが示すことは何か?

たぶん、これからさき第○○波とかってのが繰り返されるってことだよな。

感染者数推移の情報を眺めてみると、7波は8月頃、8波はまさに今1月頃。
多分そのペースで行けば2023年4月、5月あたりは次の波が来るはずだ。

そう考えると、4月に分類変更をすると言う発表をすると、感染者数推移が上昇傾向にある状態で切り替えをするってことになる。

一応、感染者数推移って意味では今2023年1月後半になって落ち着いてきている状況が切り替え判断を発表する唯一のチャンスってことなんだろうな。
そうでないと、国民からの反発が強く出過ぎると思うから。

なぜ5類にするのか

そもそもなんで5類にしようと動き始めたんだろう?

シンプルに考えれば、関連コストを政府負担から減らして、その分を他に回したいからだよな。

そう考えると、厚生労働省の利権が他の省庁に移るってことを意味しているんだよな。きっと。

ちと古いけれど、2021年12月の情報だと77兆円って規模らしい。

そりゃあ、この規模の予算が別に移るってなったら、移る先の省庁とつながっている政治家は必死にもなるわな。

実際、2022年8月の状況でも5類変更ってのは議論に上ってたらしい。
ただ、そのときは感染状況と重症化のリスクが読めないってんで、先延ばしになったんだそうだ。

で、だいたいオミクロン系の重症化状況が見えてきたからってんで、今回の判断ってことなんだろう。

医療機関の問題

5類変更に伴う医療機関の対応が追いつかないことが想像できることかもしれない。

実際、新型コロナを専門に受け付けている病院とかだと、いわゆる内科医以外の外科だの小児科だのの別の医者も駆り出してコロナ対応を行っているって話だ。

つまり、そのほかの分野の専門医は、自分の専門分野での経験をこの3年間つめていないって状況にある。

スキルが失われているってわけだ。

それってさ、通常にいきなり戻ったときに、医療事故みたいなことが起きやすい状況になるってことだよな。

さらに言えば、現状コロナ対応をしている病院には国からの補助金が出ているけれど、それも無くなっちまう。
スキルを回復するするためになんかしらのお金を使った対応ってのもやりにくい状況になるってわけだ。
下手したら病院潰れるぞ。

なあ、あんたはどう思う?

俺たちはこの5類変更という変化に対応していけると思うかい?

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