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政府支出を増やすために何ができるか

あんたはアメリカでは200兆円規模の財政出動をしているのに、日本は70兆円程度の赤字国債しか発行していないってニュースを聞いているかい?

3回目の緊急事態宣言。

それでもヒトの流れは止まることはできない。

そりゃそうだ。生きようとしなければ死んでしまうんだから。

その生きる道を「やめろ」って政治が言っている。

実際、統計上捉えられているだけでも10万人ものヒトが失業をしてしまっているって事実がある。

政治は批判されることを避けることに集中して、結果として国民に「死ね」と言っている。

おかしくねぇか?
俺たちは選挙で政治家を選んでいるはずなのに、その政治家は俺たちに「死ね」って言ってくる社会。

今回は政治ってやつについて考えてみる回だ。

まあ、あれだよ。俺らはホントにやばい状況に追い詰められているってことを考え直してみようぜ。

需要を作り出す要素

まあ、今更なことから改めて整理してみよう。

俺たちの日本のGDPにおける需要ってのはどっから作られるのか?

政府の支出。民間の支出。輸出入での貿易差額分。
輸出入の貿易差額は日本の場合はめちゃくちゃ小さいので、ざっくり政府の支出と民間の支出がGDPの需要を作り出している。

でだ。デフレが続いているから民間の支出ってのは抑え込まれる。
当たり前だよな。
デフレで儲かる計画を作ることができないから、改めて投資して行こうってなるわけないからな。

なので、デフレを何とかするためには政府が支出するしか方法がない。

まあ、これは今更整理するまでもないくらいに当たり前のことではあるとは思う。
でも、骨太の方針ではプライマリバランスの黒字化なんてわけのわからない方針が決議されている。

なあ、誰かがお金を払わないと俺たちは豊かになれないんだぜ?
金持ちのヒトに「オマイ金出せよ」って言うのなんてデキッコナイスだべよ?

政府は円って言うお金を作り出す事ができるんだぞ?
なのに政府が支出を増やしてGDPを下支えしないとか、何考えてんだって話だ。

地元の政治家を眺める

じゃあ、自分のいる選挙区で選出されている衆議院議員がどんなことを言っているのか?
ちっと調べてみるとちょっとした絶望感に襲われる。

財政秩序って言葉のもとに、プライマリバランスの必要性を訴えている。

マジか。
70兆円の赤字国債を発行して、それによってインフレが起きていないって事実を全く考慮していない。

政府がお金を出すってことに対してこれほど頑なな表現をしているってヒトに俺たちの選挙区は議席を与えているってわけだ。

自分は政治がお金を出す必要性を説明できるのか?

とは言えだ。

この政治家に対して俺は政府支出が必要だってことを説明できるのか?

そもそも政府がお金を出すことが未来の子どもたちへの負担の先送りだってホンキで思っているヒトに対してどうやって説明すれば良いのか?

……超むずくね?

だって70兆円の赤字国債を発行してそれを市中にばらまいてもインフレにならないって現実を見ても財政均衡が必要だって思っているヒトがその考えを改めるのってマジで無理ゲーじゃん?

だとすれば、俺たちにできるのは投票するときにそのヒトを選ばないってくらいしかできないのかね?

多分だけれども、それってコミュニケーションの回避でしかないんだよな。

何をどうしたら財政均衡ってものがまずい考え方だってことを共有できるのか。そいつを考えることを諦めたらそこで試合終了ってやつだ。

なんでだ?
なんで70兆円の政府支出をしても財政破綻しないってことを理解できないんだ?

もしかしたら、違うのか?
理解していないんじゃなくて、政府支出を増やしたときに「お前何してんだよ」って言われるのを避けているだけなのか?

つまり、政治家は俺たち有権者に「税金の無駄遣いすんな」って言われすぎたせいで、デフレから脱却する手を打てていないのか?

なあ、あんたはどう思う?

俺たちは「税金の無駄遣い」って呪いの言葉をどうやって捨てることが出来るんだろうな?

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