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自転車ヘルメットの義務化

あんたも自転車に乗ることって結構あるかい?

なにやら、自転車に乗るヒトはすべからくヘルメットを装着しなさいって話に2023年の4月からなるって話になっているらしい。

要するに、ヘルメットしてないヒトが事故でダメージ受けたときに頭部へのダメージで障害が深刻化するケースが多いからってことなのかな。

でもさ。
これ、結構いろんなインパクトがある話になってくるような気もするんだよな。

今回はこの自転車に乗るときにヘルメットをすることが義務化されることについて考えてみる回だ。

なんか、よくわからんけれど、俺たちの生活にまたひとつ制約が加えられるってことについて考えておこうぜ。

自分の経験上で考える

ぶっちゃけだよ。

俺の半世紀にわたる人生のなかで自転車に乗っている時にヘルメットしておけば良かったって感想を持ったことってただの一度もないんだよな。

ガキンチョの頃にチャリンコ暴走族よろしく立ちこぎでスピードを出していたときだって、コケてダメージを食らったのはヒジとかヒザとかなんだよな。

要するに擦りむき傷ってやつだ。

そりゃあ、ガキンチョは反射神経がある程度あるから、キッチリ頭を守れるだろってのはあるのかもしれない。

それでもだ。
現実的に俺の経験上では頭へのダメージを自転車に乗ることでくらったって経験はないんだよな。

ご老体にヘルメットをつけさせる

じゃあ、お年を召したご老体にならヘルメットの効果ってのがある程度出るってことがあるのか?

これも俺の感覚にすぎないんだけれども、ぶっちゃけご老体こそヘルメットって不味い気がするんだよな。

なんでって?
物理的に視野が狭くなるし、そもそもヘルメットをつけるという行為によって自転車を使うということが億劫になって、自動車の使用率が高まる気がしないか?

ご老体が自動車を運転することでおき続けている交通事故ってのは枚挙にいとまがない。
そりゃあ、老化にともなって認知能力が下がっていくってのは現実としてあるわけだから、いたしかたないところはあるような気がする。

だとしたらだよ。
より手軽な移動手段としての自転車を利用するってことに対するハードルを追加することって、全体的な事故件数を増やすことになりはしないか?って思うわけだ。

警視庁の調査によれば、過去5年間での自転車事故による死者数ってのは全国で2145人だったんだそうだ。

年間400人くらいってことだね。
で、頭部へのダメージが原因で亡くなられた方は58%ってことらしい。
年間200人くらいってことか。

なんとなくだけれど、ヘルメットをご老体がつけるってことによって、自動車の事故件数は上がる気がするし、視野狭窄を物理的に誘発することで、自転車による事故の件数も上がるような気がするんだよね。

ちょっと、愚作な気がしてならないんだよな。

高齢者こそ都会に住む

そう考えていくと、高齢者こそが公共交通機関がまともに運用されているような都会に住む必要があるって話になってくるんだよな。

確かに80越えたご老体が自転車に乗るってのはちと考えにくい。

かといって、家族のサポートを受けていろんな場所に出掛けられるご老体もそれほどいるとも思えない。

そうなってくると、バスとか電車のような公共交通を利用するってのが現実的だと思う。

でも、年齢を重ねた状態でそれまでの生活圏を変えるってのも実に現実味がない。

いよいよ、自動運転によるタクシーみたいなのでお年寄りの移動をサポートするって社会が求められている気がしてくるよな。

ぶっちゃけ、まだご老体には届いていない俺みたいなオッサンでも運転するリスクってのをすごく感じ始めているしね。

それまでどれだけ善良な生活を営んでいたとしても、交通事故の加害者になった瞬間にそれまでの人生がパーになるわけだ。
自動車を運転したり、自転車を運転している以上はそのリスクを避けることは出来ないってのは厳然たる事実だもんな。

なあ、あんたはどう思う?

そのリスクがある前提で「自分を守るため」の自転車ヘルメットの義務化ってのはどこの誰の思惑によるものなんだと思う?

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