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俺たちが未来を妄想するってこと

今が時代の変革期にある。
そいつはもぉ、言われなくったって耳タコだよな。

俺たちが大学に入った頃、それこそウン十年前だけれども、そこにはGAFAのうち、アップルしか世の中に存在していない世界だった。

ようやくインターネットが研究室で使える様になった頃だって、検索エンジンといえばYahoo!であって、Googleはまだまだマイナーなエンジンだった。

そして、時代は過ぎ、情報化社会の中で最も価値の高いもの、すなわち「情報」を手に入れたGoogle、Amazon、facebook、Appleは燦然と世界に君臨する企業になった。

何?それこそ耳タコだって?
まあ、そうだよな。

でもよ?
情報化社会の血液である情報を握られたら、俺たちはなすすべなく搾取され続けるしか無いんだろうか?

なんか、そうじゃないって言っているヒトがいるらしいぜ?

今回は、ある動画に刺激を受けてオッサンがくだを巻く回だ。
まあ、あれだよ。オッサンの戯言を聞くのもたまには良いだろう?
#いつもだろ

「シン・ニホン」って本が注目されている

今回、俺に刺激を与えてくれた動画がコイツラだ。

皆さんご存知、中田敦彦さんだね。

なんだろうね?このヒトのしゃべりって俺の理想とするしゃべりなんだと思うんだよ。このグイグイくる知識欲への刺激の仕方っての?

で、今回取り上げられた「シン・ニホン」って本。
こいつがまた俺を刺激してくれるわけだ。

曰く、今までの日本は
「職人」が
「国内」に向けて
「モノ作り」をする
って世界観だった。

実際問題、経済で見ていくと日本は韓国に比べるとびっくりするくらい内需を前提に活動している。
なおかつ、その内需は「モノ」を前提にしていて、その「モノ」を産み出すのは「職人」と呼ばれるエキスパートだってわけだ。

ワリカシ、よく聞く話だよな。
特に「国内」に向けてって部分。日本の経済は内需に支えられているってのは今まではホントに日本の強みと言って良かったんだよ。

内需に支えられているってことは、経済が円建てで回っているってことを意味していて、そいつは国債によって景気がある程度コントロール出来るってことを意味していた。
ところが、人口減少が確実な日本の内需を前提として経済を回していくことは現実的にジリ貧なのは目に見えている。

すなわち、この本で言っているのは今までの日本と真逆の認識に立っていくことが重要だって言っている。

「若者」が
「世界」に向けて
「グローバル・サービスを活用」
することで、俺たちは生き延びていかなきゃならないってことなんだそうだ。

若者が活躍するために必要なこと

若者が活躍するための最大のハードルは俺たちオッサンの固定観念ってやつなんだそうだ。

曰く、俺たちのやり方の延長線上でやっていても、「職人」が「国内」に「モノ作り」するやり方になっちまうってことなんだそうだ。

確かに、俺たちオッサンは必死になって自分の中にスキルを作り込んで、そいつを国内向けの仕事にしてきた。
俺たちの発想はどうしたって「モノ作り」に向いているってのも事実だと思う。
特に俺の様なシステムエンジニアはそうだよな。

ところが、必要なのはグローバル・サービスを世界に向けて「活用」するってことだ。

その活用に必要なもの。それが「妄想力」なんだそうだ。

俺たちの住む日本。
ありとあらゆるSFが生活の一部ってくらいに普及している世界。
つまり「妄想力」が俺たち日本人にはほとんど魂のレベルで染み付いている。

この妄想力を使っていくことで、すでにあるものをより良く応用していく。

それこそが俺たち日本人が勝ち抜いていった姿。すなわち「シン・ニホン」なんだそうだ。

確かにGAFAは0から1を作り上げた。
でも俺たち日本人が本当に得意なのは、1から10を作り上げるってこと。
家電、自動車、コンビニ。

俺たちはすでにあるものを「より良く」活用することが得意なんだ。

だったら、AIとビッグデータを使って俺たちはどんな未来を妄想できる?

ウェアラブルデバイスで捕まえたバイタルデータから今日の食事をリコメンドされる世界?
そのバイタルデータを解析することで、事前に食料品の物流を計画して、物流の効率が極限にまで高まった社会?

俺たちオッサンもその妄想に付き合って行くことは出来る気がしないかい?

さて、あんたはどうする?

俺たちは若者が妄想を爆発させるために何が出来るんだろうな?

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