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暑い夏から読み解く課題

あんたも暑い夏を過ごしているかい?

まあ、時期的にはすでに残暑ってことなんだけれども、今年もまあ、ご多分に漏れず「暑いぜ!」ってぼやきながら過ごしていた気がする。

今までならば暑いから海やらプールに行って涼みがてら夏の思い出なるものをこさえに行こうぜって話になるんだろうが、自粛を求められた2年目の夏はそう言う思い出づくりが罪とされる世界観を俺たちに与えてくれた。

結果として俺たちは在宅勤務で仕事をこなし、ネット注文で買い物をし、アマゾン・プライムで映画を見ると言う生活をこなしているわけだ。

ネットで感じられる世界は途方もなく広いのに、自分が行動できる範囲がメチャクチャ制限されているって違和感が俺たちに襲いかかって来ている感じだ。

今回はその狭くなった世界観をちっとでも広げてこうってあがいてみようって回だ。

ちっと一緒に世界を眺めてみようぜ。

暑い夏をデータで眺める

まずはこの暑さってやつを眺めてみるかね。

田中さんのnoteによると8月の平均気温がいかんことになっているらしい。

気象庁が公開しているデータによると、2021年は2020年に比べれば涼しいほうなんだそうだ。
確かに、「暑い!!」ってぼやく頻度は下がった気もするけれども、それって多分そもそも在宅勤務で外に出る機会が減っているってのもあるのかも知れないって思ってたんだけど、データとしてそうなんだね。

ただ、2018年から2020年は平均気温が28度を3年連続で上回っている。
これは1960年以降の観測で初めてってことなんだそうだ。

シンプルに怖いよな。

ニュースの天気予報を眺めれば「線状降水帯」なんておっかなワードが飛び交っているし、すぐに「命を守る行動を」なんてワードが聞こえてくる。

これと温暖化ってのが無関係だって思うやつはほとんどいないんじゃないかって思うよな。

日本は自然に恵まれ自然に脅かされる土地

そうやって改めて考えてみると、日本って土地は非常に自然と密接な関係を持っていると思うんだ。

豊かな水資源。
温暖な気候。
周囲を囲んだ海からの海産物。

実に多くの恵みがもたらされている。

それと同時に多くの災害とともに過ごしてもいる。

多発する地震。
それに伴う津波。
毎年来る台風。

日本という土地は自然のもたらす恩恵と災厄とともにあることが宿命なんだよな。

その前提で考えると地震やら大雨で傷ついてしまった俺たちの街を直すための建設業者ってのは文字通り国防の力ってことになる。

ところがこの建設業者はあの民主党政権の「コンクリートからヒトへ」なる意味不明なスローガンの元に実施された政府支出の絞り込みによってメチャクチャ苦境に立たされている。

オリンピックの需要によって持ち直しているものの、ピーク時である1992年から比べれば3割以上減っているってデータだ。

これで毎年来る洪水やら地震やらに対応できるんかね?
デキッコナイスって思わんかい?

持続可能な世界

SDGsという枠組みのもと、世界は脱炭素社会ってやつを目指して温暖化を止めようって動いてはいる。

ただ、SDGsそのものも非常に利権と絡み合っていて本来の持続可能な世界ってのにつながっているのかってのが疑問視される意見も散見される。

脱酸素社会を実現するためには、少なからず民間企業の痛みを伴うってのは現実だと思う。

二酸化炭素排出権なんてものを売り買いする必要性が出てくるわけだから普通にコスト増だもんな。

その上で日本の場合はデフレによってメチャクチャ企業経営が厳しい。
さらにコロナによる自粛で経済は強制的に活動を抑止されているって状況だ。
その上で少子化による人口減少。
もぉ、日本は待ったなしの課題で満ち溢れているわけだ。

だからこそ、様々な分野での政府支出を増やしてそれらの課題に対応する必要がある。

すでにある技術を改良して効率化するって言う日本のお家芸を維持することで、温暖化にも人口減少にも自然災害にも対応する術はあるはずだと思うじゃんか。

そのための活動資金を政府が計画的に支出する。

これこそが日本が生き残っていく道だと思うんだよな。

なあ、あんたはどう思う?

俺たちは小泉政権以降に続いている「小さな政府」って足かせを外すことが出来ると思うかい?

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