オンラインサロンオーナーの条件・「新世界」を読む
ようこそ「新世界」の世界へ。
この記事はお笑いコンビキングコングの西野亮廣さんの著書「新世界」をその章立てごとに読み解くことで、より「新世界」という作品をあんたに楽しんでもらうための記事だ。
今回は19回目。「オンラインサロンオーナーの条件」の章を読み解いていこう。
目次はこちらね。
オンラインサロンというもの
多分、このnoteにたどり着いてくれているあんたなら、オンラインサロンってなんぞやってのは今更な感じだと思うんだよね。
有料のクローズドユーザーグループ。
それが仕組としてのオンラインサロンを言い表す言葉になると思う。
実際、実に多くのオンラインサロンが世の中にはあるよな。
その中でも目立つのがスキル習得系のオンラインサロンってやつだ。
メンバーになれば、これこれこう言うスキルが習得できますよ~ってやつ。
一見すると、対価を支払ってスキルを習得するんだから、習い事みたいなものをオンラインで出来るってのは理にかなっている気がするよね。
ところが、実のところこのスキル習得を看板に据えているオンラインサロンってのはサロン運営側から見ると構造的にあんまりうまくない。
会員が永続的に所属することを前提と出来ないからね。
なに?意味がわからないって?
スキル習得系のオンラインサロンの場合、そのスキルを習得してもらっても、習得してもらえなくても、オンラインサロンのメンバーであり続ける意味が無くなってしまうからなんだよね。
だってそうじゃん。
スキルを身に着けたら、スキルを習得するためのオンラインサロンに入り続けている意味がないし、スキルを身に着けられないとしたら、やっぱり入っている意味がない。
なので、ずっと会員になってもらうわけじゃなくオンラインサロンを運営することになる。
つまり集客しては会員がやめていくの繰り返しになるってわけだ。
コレって英会話スクールと同じことだよな。
つまり集客にまとまった額の投資をし続けないと、業態として成立しなくなってしまうってわけだ。
実際に、2020年8月現在日本で最大の会員数を誇っている西野亮廣エンタメ研究所はスキル習得を謳っていない。
あくまで毎日オモロイが届きますよ~って立て付けでオンラインサロン運営がなされているんだよね。
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